●ゴーヤについて
ウリ科ニガウリ属の蔓性一年草です。原産地は熱帯アジアで、高温多湿の気温に適しています。果実の外観が熱帯果樹のレイシに似ていることから「ツルレイシ」とも呼ばれたり、果肉が苦いため「ニガウリ」とも呼ばれます。沖縄では古くから家庭料理に取り入れられている食材で、「ゴーヤー」の名で親しまれています。果実は先の尖った短楕円形から長円筒形、果皮はイボ状の突起に覆われています。果色は深緑色または緑色が一般的で苦味が強いですが、白色をしたゴーヤもあります。白のゴーヤは苦味が少なく台湾などではフレッシュジュースで飲まれています。
●栄養
ビタミン、ミネラルが豊富で、夏バテ予防にも効果的な食材です。野菜の中でパセリやブロッコリーに次いでビタミンCが特に豊富で、通常ビタミンCは加熱されると成分が失われるものですが、果皮の堅いゴーヤはその成分が失われるのを防ぎ、効率よくビタミンCを摂取することができ、シミ・ソバカスの予防になります。さらにカリウムも豊富で、発汗を促して身体から熱を取る働きがあり、暑い時期にはふさわしい食材といえます。独特の苦味成分に含まれている「チャランチン」と「モモルデシン」には、血糖値やコレステロールを下げる効果があり、さらに、豊富に含まれる水溶性食物繊維により整腸作用も期待できます。
ゴーヤの苦み成分は果肉の内側のワタとの間に含まれており、苦手な場合は調理の際にワタをきちんと取り除いて使いましょう。また、切ってから・塩もみする・水にさらす・サッとゆでる・油を使って調理する・・・などでも苦みを和らげることができます。
●選び方と保存法緑色が濃くツヤがあり、表面のイボが細かく密になっていて張りがあるもの、ズシリと重いものを選びましょう。保存する際は中の種から傷むので、縦に2つに割って種の部分をくり抜き、ラップで包むか保存袋にいれて冷蔵庫で保存しましょう。また、乾燥しやすいので、湿らせた新聞紙で包んで冷暗所に保存すると、比較的長持ちします。