まったく
新しいアプローチから
生まれたビール
個人的な意見ですが、
「平日の16時から飲みたい!」
アサヒビール マーケティング本部
新ブランド開発部
渡邊 航太郎


「ビールの楽しみ方を広げるという点で、“ものすごく可能性を感じる”商品です!
まず開発のプロセスからこれまでとは違うチャレンジをしています。一般的な新商品開発って、コンセプトを考えて、味づくりをして、パッケージをデザインして、広告を考えて……。そんなふうにそれぞれのプロが、順番にパスをしながらつくっていくことが多いんです。だけど『ASAHI WHITE BEER』は、コンセプトの段階からビール造りや広告のプロも入って、一緒にゼロからつくっていきました。だからこそ、ビールが好きな方だけでなく、ビールをあまり積極的に飲まない方々の意見も大事にすることができました。
こんなふうに説明すると、ビールがそんなに好きじゃない人に向けた商品に思われるかもしれませんね。気軽に飲める爽やかさに加え、本格的な美味しさもあるので、私のようなビール好きも、普段あまりビールを飲まないような時間帯やシーンで手に取ってもらえると考えています。
僕自身、『ASAHI WHITE BEER』をいつ飲みたい?と問われれば「平日の16時ぐらいからベランダで飲みたい」と答えます(笑)。そんな気分にさせてくれるビールなんです。
味もパッケージも、
飲む人の気分に寄り添いました
アサヒビール マーケティング本部
新ブランド開発部
宮西 桃子


これまでも新しいビールファンを獲得しようと商品開発を試みたことはありました。そのほとんどが、苦味を抑えたり、アルコール度数を低くしたり、物性を変えることでより飲みやすくするものでした。一方、『ASAHI WHITE BEER』は、まったく違うアプローチをとっています。味もパッケージも、心地よさとか気持ちよさといった、飲む人の気分を重視してつくりあげていきました。
背景にあるのは、若者のビール離れです。私自身もその世代にあたるのですが、多くの20代にとってビールは、一昔前より身近なものでなくなってきているように感じます。
その方々に手にとってもらうには、どうすればいいか?それを考えた時に、キレやコクといった既存の言葉を押し出しても、ビールを飲み慣れている方だけに向けた商品になってしまうと思い、ビールが苦手という一般の方々へのインタビューなどさまざまなリサーチを行いました。そこから見えてきたひとつの答えが、飲む方の気分やその時の空間などを捉えることだったのです。
そうして完成した『ASAHI WHITE BEER』。手に取りやすいパッケージ、香り豊かなホワイトビールの味わいは、きっと新しいビールファンを生んでくれると思います。