
アサヒビールの考え方
飲む人はもちろん 飲まない人や飲めない人も楽しめる健全な酒類文化を育みます
お酒は日々の暮らしに喜びと潤いをもたらす一方で、不適切な飲酒によって、
個人や家庭、社会にさまざまな問題を起こすこともあります。
アサヒビールは「酒類を取り扱う企業グループとしての飲酒に関する基本方針」のもと、
不適切な飲酒の撲滅と、新しい飲用機会の創出によるアルコール関連問題の解決を目指します。

アサヒビールと学ぶお酒のこと
トピックス一覧
- トピックス 1スマートドリンキングの推進
- トピックス 2ノンアル・微アル商品の開発
- トピックス 3パッケージでの注意喚起
- トピックス 4適正飲酒を気軽に学べる動画を公開
- トピックス 5WEBサイトでお酒との付き合い方を紹介
- トピックス 6小学生向けに20歳未満飲酒防止を啓発
- トピックス 7WEBサイト上で年齢を確認
- トピックス 8適正飲酒セミナーの実施
- トピックス 9飲酒運転を未然に防ぐ
- トピックス 10アンバサダーとして正しい知識を習得
- トピックス 11責任あるマーケティング活動を推進
- トピックス 12ステークホルダー・ダイアログを実施
- トピックス 13国内の業界団体や外部団体との連携
- トピックス 14グローバルレベルでの協働

トピックス 1
スマートドリンキングの推進
アサヒビールは、「スマートドリンキング」を提唱しています。これは、お酒を飲む人・飲まない人、飲める人・飲めない人、飲みたい時・飲めない時、あえて飲まない時など、さまざまな人々の状況や場面における“飲み方”の選択肢を拡大し、多様性を受容できる社会を実現するために商品やサービスの開発、環境づくりを推進するものです。
当社は、お客さまが自身に適したアルコール商品を選択しやすいよう、主な商品に含まれる純アルコール量(g)をホームページ上で開示するとともに、缶体への表記を2021年から順次開始しています。また2025年までに、アルコール度数3.5%以下のアルコール、及びノンアルコール商品の販売容量構成比を20%へ拡大を目指します。
2022年はアサヒビールと電通デジタルが共同でスマドリ株式会社を設立し、6月からはSUMADORI-BAR SHIBUYA(スマドリバー渋谷) をオープンするなど、ますますのスマドリ推進に力を入れていきます。

トピックス 2
ノンアル・微アル商品の開発
アサヒビールは、アルコール度数0.00%のアルコールテイスト飲料「アサヒドライゼロ」「アサヒスタイルバランスプラス」にくわえ、アルコール度数0.5%の“微アルコール”ビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」や“微アルコール”ワインテイスト飲料「ビスパ」などの販売を通して、お客さまの自分の体質や気分、シーンに合ったお酒の楽しみ方を提案していきます。

トピックス 3
パッケージでの注意喚起
酒類容器には、20歳未満飲酒および妊娠中・授乳期の飲酒を防止するため、「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。飲酒は20歳になってから。」の表記を記載し、清涼飲料との誤認防止のため「お酒」マークを印字しています。
また、2021年7月以降、お客さまが自身に適したアルコール商品を選択しやすいよう、主な商品に含まれる純アルコール量(g)の表記を順次開始します。

トピックス 4
適正飲酒を気軽に学べる動画を公開
健康にお酒を楽しむための動画をインターネット上で公開しています。1本あたり約3分×全5話で「お酒に強い、弱いって何?」「適正なお酒の量ってどれくらい?」「飲酒運転のことちゃんと知ってますか?」「絶対飲酒してはダメな人、絶対やっちゃいけない飲み方」「いいお酒の飲み方とは?」という内容を扱い、適正飲酒について分かりやすく説明しています。

トピックス 5
WEBサイトでお酒との付き合い方を紹介
アサヒビールは、WEBサイト「人とお酒のイイ関係」を運営しています。データをもとにした研究内容を織り交ぜながら、健康的に楽しくお酒を飲むためのポイントを紹介します。また、日々の飲酒量を記録できる「飲酒量レコーディング」や、自分の知識や体質をセルフチェックできるコンテンツも用意しています。


トピックス 7
WEBサイト上で年齢を確認
2015年より、WEBサイト上で酒類に関する情報を掲出する際は、入り口で20歳以上であることを確認する年齢認証ゲートを設けました。

トピックス 8
適正飲酒セミナーの実施
アサヒビールは、お客さまやお取引先、大学生等、様々な方へ適正飲酒セミナーを実施しています。企業の新社会人研修や管理職研修など、対象、状況に応じて、ご希望に合わせた内容で実施しているほか、外食企業のスタッフ向けの資料も用意しています。ご希望の場合は下記からお問い合わせください。

トピックス 9
飲酒運転を未然に防ぐ
工場見学に来たお客さまを対象に、お酒の試飲を実施しています。ただし、車を運転するお客さまは試飲ができないため、受付時に運転する予定の有無を確認し「飲酒運転防止バッジ」などを着用していただくことで、間違って試飲をお勧めしないよう対策を徹底しています。また、アサヒビールの営業所や工場、配送センターでは、運転前に、従業員がアルコールチェッカーで確認してから運転するルールを定めています。

トピックス 10
アンバサダーとして正しい知識を習得
アサヒグループはグローバルスローガン「Responsible Drinking Ambassador」を策定し、従業員一人ひとりが、酒類文化の健全な発展に努めています。適正飲酒や酔いのメカニズムについての知識を身につけるため、従業員用の冊子を作成・配布し、適正飲酒啓発のためのe-ラーニングを年2回実施しています。また、新入社員に対しては、入社時に研修を実施しています。

トピックス 11
責任あるマーケティング活動を推進
アサヒビールは、独自の広告宣伝自主基準を定め、適正飲酒に反するような表現や昼間のテレビコマーシャルを自主的に規制しています。また広告に関しては、第三者機関である「酒類の広告審査委員会」が定期的に酒類の広告についてモニタリングを行っています。

トピックス 12
ステークホルダー・ダイアログを実施
酒類を扱う当社の置かれている状況や課題を客観的に理解し、より良い企業活動に繋げるために、社外の有識者と定期的に意見交換する場を設けています。
2021年7月には、アルコールや依存性薬物をはじめとする様々な依存関連問題の予防に取り組む特定非営利活動法人ASKの代表 今成様を招き、飲酒を巡る国内外の動きや課題、酒類業界に求められていることについて、社内の幹部と対話を行い、今後の活動の進め方に関する示唆をいただきました。

トピックス 13
国内の業界団体や外部団体との連携
ビール会社5社からなるビール酒造組合でも、適正飲酒の取り組みに力を入れています。「STOP!20歳未満飲酒プロジェクト」として、アルコール飲料の広告には必ず「STOP!20歳未満飲酒」マークの表示を義務付けています。また、女性を対象とした適正飲酒啓発キャンペーン「ほど酔い女子PROJECT」を展開し、女性の飲酒に関する知識やリスクを分かりやすく説明し、楽しく、正しく、お酒との適切な関係を築けるよう促しています。
他にも日本洋酒酒造組合やアルコール健康医学協会などと連携し、酒類業界の健全な発展に取り組んでいます。

トピックス 14
グローバルレベルでの協働
アサヒグループホールディングスは、世界の主要酒類メーカーが参画する国際 NPO組織International Alliance for Responsible Drinking(IARD)に加盟し、グローバルレベルで不適切な飲酒の撲滅に努めています。
アサヒビールは、IARDの前身である国際NPO「International Center for Alcohol Policies(ICAP)」に2001年から加盟し、他の酒類事業者らと連携して政策提言を行うなど、アルコール関連問題に取り組んできました。今後も、IARDでの適正飲酒啓発活動や各国のアルコール政策研究調査、出版事業、フォーラム開催などを通して、適正飲酒を推進していきます。