ニュースリリース

アサヒビール株式会社のニュースリリース

ニュースリリース2012年

2012年5月11日
アサヒビール大山崎山荘美術館

新スペース「夢の箱」完成記念
「美の再発見 ― アサヒビール大山崎山荘美術館の名品より ― 」展
開催のお知らせ

 アサヒビール大山崎山荘美術館(所在地 京都府乙訓郡、館長 内藤規夫)は、2012年6月6日(水)から2012年10月14日(日)まで、新スペース「夢の箱」完成記念展「美の再発見 ― アサヒビール大山崎山荘美術館の名品より ― 」を開催します。

 大正時代が幕を開けた1912年、大山崎山荘は、実業家・加賀正太郎(1888-1954)の邸宅として着工されました。奇しくもちょうど100年を経た本年、山荘の睡蓮池のほとりに建築家・安藤忠雄設計による「夢の箱」が誕生し、アサヒビール大山崎山荘美術館は、未来への新しいスタートをきります。
 本展では、人々の出会いや交友を軸に、オーギュスト・ルノワール(1841-1919)やフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)などの絵画をはじめ、バーナード・リーチ(1887-1979)や富本憲吉(1886-1963)らによる珠玉の名品を通じて、山荘やこれをとり巻く時代にまつわる物語を紐解き、文化の発信地としての当館の意義を見つめ直します。

 大山崎山荘が生まれた大正から昭和初期は、まさに「美の再発見」の時代でした。  志賀直哉(1883-1971)や柳宗悦(やなぎむねよし)(1889-1961)、武者小路実篤(1885-1976)らを同人とする文芸雑誌『白樺』では、文学のみならず美術、音楽、哲学など、分野を横断した紹介が数多くなされました。とくに、美術に寄せた彼らの思いは熱く、強い憧れとともに、ゴッホ、ルノワール、ロダンらが日本でいち早く紹介されたのも『白樺』誌上でのことでした。また、『白樺』の周辺には、さまざまな芸術家が集まり、理想に共感した若き才能との交流から、梅原龍三郎(1888-1986)や岸田劉生(1891-1929)らの展覧会が開催され、バーナード・リーチや富本憲吉は、同誌の表紙デザインを手がけました。そして、『白樺』の後期で柳は、当時顧みられることのなかった朝鮮古美術の紹介にとり組み、これがのちの民藝運動への萌芽となります。理想に燃えた彼らの活動をともに支えたのは、このような「新しい眼」に理解を示した実業界の人々でした。

 1928年、御大礼記念国産振興東京博覧会の展示館として作られた「民藝館」で、柳らは民藝運動の理念を初めて具現化し、生活に即した美を世に問いました。博覧会終了後、同館は、民藝運動を初期から篤く支援していたアサヒビール初代社長・山本爲三郎(やまもとためさぶろう)(1893-1966)の邸内にうつされ、その地名から三國荘(みくにそう)と名づけられました。三國荘では、柳が各地から蒐集した品をはじめ、志を同じくしたバーナード・リーチや富本憲吉らの陶磁器、さらに柳の影響下にうまれた工房・上加茂民藝協団の黒田辰秋(1904-1982)らによる家具などが新しい様式を目指した生活を彩り、三國荘は初期民藝運動の重要な拠点となりました。民藝の原点として意義深い、これら三國荘の什器・調度類を含む山本のコレクションは、加賀の大山崎山荘と出会い、 1996年に「アサヒビール大山崎山荘美術館」が誕生します。

 二つが結びついた背景には、同時代を生きた山本爲三郎と加賀正太郎との運命的なつながりがありました。多方面で活躍した加賀は、大日本果汁(現・ニッカウヰスキー株式会社)創業の出資者でもありました。新しい眼に理解を示した山本と、圧倒的な世界観で美しい生活をつくりだすことに情熱を燃やした加賀。二人は親しく交流し、やがて病に倒れた加賀は、晩年にウイスキー事業をほかならぬ山本に託すことになるのです。
 さまざまな人々の出会いと交友、新しい価値観との出会い、これら出会いの糸が、時代を紡ぎだしていきました。そして、革新の気にみちた時代のもとに生まれた出会いと発見が「アサヒビール大山崎山荘美術館」でひとつになり、いま、さらに次のステップに進みます。
 本展は、このような時代背景と人物交流に視点をおき、アサヒビール大山崎山荘美術館の所蔵作品を中心に、白樺や民藝運動誕生の時代を回顧しながら「美の再発見」を考える展覧会です。

【 開催要項 】

展覧会名 :

美の再発見 ― アサヒビール大山崎山荘美術館の名品より

会   期 :

【前期】2012年6月6日(水)〜 7月25日(水)
【後期】2012年8月1日(水)〜 10月14日(日)
月曜休(祝日の時は翌火曜休)
ただし、8月13日(月)は開館 

会   場 :

アサヒビール大山崎山荘美術館
〒618-0071 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
JR山崎駅または阪急大山崎駅より徒歩10分
TEL:075-957-3123(総合案内)
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

主   催 :

アサヒビール大山崎山荘美術館、日本経済新聞社、京都新聞社

後   援 :

京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、NHK京都放送局

入 館 料 :

大人900円(800円)、高大生500円(400円)、障害者手帳お持ちの方300円
中学生以下無料 ※( )内は 20名様以上の団体の場合

作 品 点 数 :

約100点

【 関連イベント 】

「夢の箱」完成記念 セミナーシリーズ
【講演会】

 

①6月2日(土)14:00―

/ 講師:志賀直邦(東京民藝協会会長)
      「民藝運動と柳宗悦、山本爲三郎」

 

②6月3日(日)10:30―

/ 講師:荒巻禎一(京都府京都文化博物館館長)
      「文化と政治・行政 ― 大山崎山荘美術館創設の思い出 ― 」

 

③6月3日(日)14:00―

/ 講師:高橋明也(三菱一号館美術館館長)
      「光と水の画家モネ:《睡蓮》連作を巡って」

 

④7月28日(土)14:00―

/ 講師:安藤忠雄(建築家)「感性をみがく」

 

⑤7月28日(土)15:30―

/ 講師:安藤忠雄(建築家)「感性をみがく」

 

⑥〈シンポジウム 工芸の再発見(仮)〉

 

7月29日(日)14:00― / コーディネーター:松原龍一(京都国立近代美術館主任研究員)出演者:未定
会場: 当館新スペース「夢の箱」
参加費: 無料、ただし美術館入館料は別途必要
定員: 100名、要申込(先着順)
参加受付: ファックスまたは往復はがきで(1)氏名(2)住所(3)電話番号(4)FAX番号(5)希望日と番号を
ご記入のうえ「夢の箱完成記念講演会係」まで FAX:075-957-3126
※申込は1回につき2名様まで
※小学生以下は保護者の同伴が必要
※電話・メールによる受付はいたしません

ギャラリートーク

 

日 時 :

展覧会期間中、第2、第4土曜日(10月13日を除く) 14:00-14:30

 

場 所 :

当館展示室

 

内 容 :

当館学芸員による展示の見どころ解説

 

参加費 :

無料、ただし美術館入館料は別途必要 ※事前申込不要

第21回大山崎秋茶会(中国茶会)

 

日 時 :

2012年10月6日(土)、7日(日)10:30-16:30(受付終了15:30)

 

会 場 :

美術館庭園、通常非公開の茶室など

 

参加費 :

1000円(税込、お菓子・お土産付〔各日先着150名〕、美術館入館料は別途必要

 

参加受付 :

事前申込不要
※お気に入りのお猪口くらいの大きさの茶杯をお持ちになってご参加ください

 

主 催 :

アサヒビール大山崎山荘美術館

 

共 催 :

中國茶會・無茶空茶

 

問合先 :

06-6361-6910(中國茶會・無茶空茶)

【 「美の再発見」展の主要な展示作品 】

【 本展に関するお問い合わせ先 】

アサヒビール大山崎山荘美術館   TEL 075-957-2364 FAX 075-957-3126
担当学芸員: 中村 祐美子(なかむら ゆみこ)芦刈 歩(あしかり あゆみ)

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