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平成18年1月18日
アサヒビール株式会社
早稲田大学と共同研究で、『開けやすい缶蓋』を開発
“感性工学”及び“人間工学”の考え方を導入し缶蓋の“開けやすさ”を追求
〜2月からビール、発泡酒、雑酒で展開を開始

 アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)は、早稲田大学理工学部・棟近雅彦(むねちか まさひこ)教授の研究グループと共同で、缶蓋の“開けやすさ”を徹底的に追求し、『開けやすい缶蓋』を開発しました。
 ビール、発泡酒、雑酒の缶容器3種(缶500ml、缶350ml、缶250ml)で、2月から九州地区での展開を開始し、順次全国展開をしていきます。

 『開けやすい缶蓋』は、「指先がタブにうまく掛からず、力が入らず開けにくい」などのお客様の不満を解消し、“感性工学”及び“人間工学”といった考え方を導入しながら缶蓋の開けやすさを徹底的に追求し開発したものです。
 新開発した『開けやすい缶蓋』の特長は、従来品と比べタブの指掛かり部分をアーチ状にしてタブを少し持ち上げ、タブ先端下部の凹み(以下、指掛かり凹み)を深くするとともに形状を見直しました。この2点の改良により、タブと指掛かり凹みの隙間である“タブ浮き量”をビール類容器としては最大にすることを実現し、より一層、指の掛かりやすさの向上を図りました。

 アサヒビール(株)は、容器開発におけるお客様満足度の向上を目指して、2001年から“感性工学”の第一人者である棟近教授と、容器・外装開発に関する共同研究を進めてきました。“感性工学”とは、人間が抱く商品に対する感性(イメージ・フィーリング)と商品の物理的特性との相関関係を明らかにし、その結果を工学的な商品設計に落とし込む手法です。このような取組の成果として2004年4月から、お客さまの“飲みやすさ”“注ぎやすさ”を追求し、飲み口が従来品よりも幅広く正円に近い形状となっているのが大きな特長の『うま口缶』を展開しています。

 アサヒビール(株)の容器包装研究所(所在地:茨城県守谷市、所長:山辺良樹)と棟近教授の共同研究チームは、共同研究第二弾となる『開けやすい缶蓋』の開発に当たり、「最初のタブの引掛り」や「タブの浮かせやすさ」など、お客様が感覚的に持っている感性イメージを7項目の評価用語に定義・分類し、18種類の傾向による評価モデルを作成しました。この評価モデルに基づいた研究により、“開けやすさ”に関する感性イメージは、タブの開け始めの“指掛かり性”が感性品質に大きく影響することが明らかになりました。タブの“指掛かり性”の改善を図るため、従来品と厚さや高さが異なる9種類のタブと、従来品と形状や深さが異なる6種類の指掛かり凹みを作成し、様々な組み合わせの試作品を100人規模で消費者調査した結果、指のフィット感、引掛りの大幅な向上が実現できました。

 更に今回は、“感性工学”に基づいた改善効果を科学的に立証するため、アサヒビール(株) 容器包装研究所において“人間工学”で用いられている評価方法の1つである筋電位計測を活用しました。開栓動作に必要とする2つの筋肉繊維に電気を流し、最大筋力到達時間、開栓時間、総筋力の3つの項目で、20代〜50代の40人を対象に計測した結果、開栓動作に関わる時間の短縮と筋力の低減効果を立証することができました。

 『開けやすい缶蓋』は、まず博多工場(福岡市博多区)で製造するビール、発泡酒、雑酒の缶容器3種(缶500ml、缶350ml、缶250ml)で2月上旬から展開を開始し、九州地区で販売します。4月からは西日本の3工場(吹田工場、西宮工場、四国工場)、5月からは神奈川工場、名古屋工場、6月からは北海道工場、福島工場、茨城工場へと順次全国の工場に展開します。

 アサヒビール(株)は、製造同旬に店頭にお届けする「アサヒスーパードライ 鮮度パック」の展開による“鮮度”の追求やお客様が飲む時の“品質”向上をより一層目指しています。また、“飲みやすさ”、“注ぎやすさ”、“開けやすさ”とは異なる切り口で、今後も“感性工学”の考え方を容器・外装開発に積極的に活用し、お客様満足度の向上を図っていきます。



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