ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2015 May 5

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

左:シャルドネの芽 右:山形の桜

 いよいよ、山形も春を感じられる季節になりました。昨年は12月初めの降雪が根雪になり、1ヵ月も早く雪の世界に閉ざされました。しかし、今年は雪解けのスピードが速く、私達の感覚では「アッ!!」と言う間でした。そして、待ちわびた桜の開花の便りも、昨年より4日も早く届きました。
 こちら上山では、昨年に引き続き7月5日に「ワインバル」を開催する予定です。上山市内のワイナリーと上山産ぶどうを使用しているワイナリーさんが、上山に集まりバルスタイルのイベントを行います。私達生産者も行政など関係団体と、開催に向けて話合いが始まっています。
 畑の様子は、ぶどうの根が冬眠から覚め、芽吹くために必要な水分を吸収し始めました。剪定した枝の切り口からポタポタと滴り落ちて、ぶどう棚の下は雨模様です。
 冬の間は下準備、ぶどうが芽吹けば、いよいよスタートラインです。2015年のぶどうは今年しか作れない事をしっかり頭に入れ、今年一年頑張って参りますので、皆様どうぞ楽しみにしてお待ちください。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:萌芽し始めたシャルドネ 右:ぶどう畑に咲き乱れるタンポポ

 4月中旬から不安定な天候が続きました。それまで乾燥した日が続いていましたので、萌芽を控え、十分な土壌水分になって良かったと思います。
 昨年より2日早く(21日)シャルドネが萌芽しました。ここまでくれば遅霜の心配ももうないでしょう。カベルネ・ソーヴィニヨンの方は、5月初めには萌芽していると思います。
 思い起こせば昨年の5月下旬に、私はドイツに研修に行っていました。あれからもう1年が過ぎようとしていますが、その研修で得たものはとても大きく、昨年この畑から収穫されたシャルドネは、そこで培った栽培、醸造技術を駆使しながら、大切にワインにすることができたといっても過言ではないと思います。ドイツも日本と同じくぶどう栽培には厳しい環境だといえます。それでもそこでしかできない素晴らしいワインを、こだわりを持って造ろうと努力をしています。
 私たちもそれに負けない努力をし、ぶどう畑で感じるその風、その土、その光などの力のこもったワイン!そんなワインを造っていけたらと思っています。
 栽培、醸造に自信を深められた昨年から、今芽吹きの季節を迎え、2015年に期待する気持ちは自然と高揚しています。定植から9年目を迎え、いよいよサントネージュワインのグラン・クリュと呼ばれるようにならなくてはなりません。
 山梨は一番良い季節を迎えました。是非、牧丘のぶどう畑にお立ち寄りいただけたらと思います。

(山梨:宮川養一)