ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2015 March 3

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:剪定された枝の山 右:咲き始めたオオイヌノフグリ

 昨年のようなドカ雪は降りませんが、雪が舞う日が多い山梨県。昨年の経験から天気予報に雪マークが見えると、県民皆がビクビクしております。東京などと同じで、本来は湿った空気が入りやすい3月に雪が降ることが多いのですが・・・。
 富士山の見える梅園として有名な不老園(甲府市)の梅の開花も、少し遅れているようですが、畑にはオオイヌノフグリが咲き始め、山梨県にも春が少しずつ近づいてきております。
 カベルネ・ソーヴィニヨンから始めた剪定も、2月中旬よりシャルドネに移りました。それまでのカベルネ・ソーヴィニヨンは、枝も硬く太いものが多く、非常に手こずりました。しかし、シャルドネに作業が入るとその速さは上がってきました。ドカ雪など降らなければ、予定どおり3月中旬までには終了するかと思います。
 カベルネ・ソーヴィニヨンは数本、キクイムシの被害に遭っているものがありましたが、シャルドネは、今のところ健全で樹相も良く剪定が行えています。今年の質、量を決める大事な作業ではありますが、私の気持ちの中は、昨年高品質のぶどうを実らせてくれた感謝の気持ちが8割占めています。良いものを生み出すということは、その気持ちが大切なのではないでしょうか?
 来年、今以上にその気持ちが強く大きくなっていたらと考えながら、握力の落ちてきた手でハサミに力を入れます。

(山梨:宮川養一)