ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2014 October 10

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

 8月末以降、山形盆地は比較的涼しい日が続いています。全国各地でゲリラ豪雨など、雨に関する災害が多い中、山形盆地は雨が少ない傾向にありました。
 雨に弱いぶどうには良い環境です。本来、残暑の続くこの時期、低めの気温はぶどう樹の消耗を防ぎ、ぶどうの着色に大変良い事です。
 9月15日より、ワインぶどうのトップをきって、ヴェルデレーの収穫が始まりました。このぶどうは、雨に弱い品種なので収穫に気を使いますが、雨もなく21日に無事収穫作業を終えることが出来ました。引き続き28日より、シャルドネの収穫が始まりますが、今年の出来が良いので大変楽しみです。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:収穫直前シャルドネ 右:カベルネ・ソーヴィニヨン

 佳境に入りました。いよいよ収穫の月です。8月下旬から、1ヶ月ほど梅雨が戻ったような天気が続きました。降水量は例年より低いのですが、日照不足はかなり深刻です。特に、ベレーゾン以降は大事です。糖度の上がり方が緩慢で、とても気が重い日が続きました。それでも9月中旬以降は秋晴れの日が続き、やっと例年並みの糖度に追いついてきました。
 ワイナリーでは今年の仕込みが始まりました。甘酸っぱい香りが秋風に漂っています。
 9月12日に全ての畑をまわり、品質を確認してきた山形県上山産のヴェルデレーから最初の仕込みです。こちらも山梨同様、日照不足が心配でしたが、農家の方々の愛に包まれ順調な生育です。この後山梨県産甲州種と続き、現在では山形県産シャルドネの仕込みが行われています。
 さて牧丘の畑の収穫は?というと、今のところ昨年より1週間ほど遅い生長です。今月中旬にはシャルドネ、下旬にはカベルネ・ソーヴィニヨンと予想していますが、こちらも天候によるところが強く、あくまでも予定です。高気圧に頑張ってもらい、もう一旬早く収穫できればと勝手に思っています。
 今年は多くの方に牧丘の畑に来ていただきました。皆様にサントネージュワインのグラン・クリュを期待する暖かいお言葉をいただき、本当にありがとうございました。佳境に入るという言葉が非常に重く圧しかかる10月です。

(山梨:宮川養一)