ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2014 August 8

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

 6月下旬から7月上旬にかけて少雨傾向で経過した天気も、中旬に入り一転雨降りの日々が続いています。
 関東地方の早い梅雨明けから、東北地方も空梅雨で終わるのではと思っていましたが、7月13日以降、連日の雨に見舞われています。18日は約130ミリの豪雨になりました。河川に近い地域では、一時避難勧告が出されました。
 ぶどう畑は、乾燥状態が解消されました。その影響は、ぶどう樹体にも表れて、枝が再び伸びだしました。ベレーゾーン期までは新梢の伸びは必要と考えていますが、それ以降に伸びるのは、問題があります。
 今後の管理で大切なことは、ぶどうの葉が太陽の光を充分に受けられる条件を作ってやれるかが大切なポイントになります。
 ぶどうの発育は順調ですが、梅雨後半の雨に注意を払いながら、農作業は摘房からぶどう房へ傘かけ作業と進めています。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:真夏の日差しいっぱいの畑 右:現在のシャルドネ

 毎日嫌な感じで雨が降る日が7月15日まで続きました。山梨県内のぶどう栽培管理情報では灰色カビ病、ベト病、ウドンコ病の発症が認められ、栽培者の方々は防除に追われています。
 ここ牧丘のぶどう畑では、それらの病気は今のところ皆無といえますが、油断のできない状況はこれからも続きます。身体も疲れがたまる時期です。ぶどうの医師的役割の私たちが、しっかり体調管理を行わないと、大切なぶどうを守ってあげられないですよね。
 現在、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンの粒は、ほぼ収穫時の大きさに近づいてきました。間もなくベレーゾーンを迎えますが、主にシャルドネは降雨多湿による病気、カベルネ・ソーヴィニヨンは高温による着色不良と、これからも悩みは尽きません。収穫量によりますが、今年はより一層こだわりを持った仕込みをしたいと考えています。それにはまず健全果の収穫を目指し、一所懸命に畑に向かわなければなりません。頑張れぶどう!頑張れ自分!頑張れ太平洋高気圧!

(山梨:宮川養一)