ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2014 June 6

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

 4月以降、雨が降らず、土壌はカラカラに乾燥して雨が待ち遠しい日々が続いていました。
 4月から5月中旬まで約20ミリの降雨量しかなく、家庭菜園の野菜たちも、土壌水分の不足に困っていたようです。漸く、5月21日から22日にかけて待望の雨が降りました。これまで、総ての農作物が乾燥で弱々しく見えましたが、この雨で息を吹き返したようです。力強いぶどうの枝の伸びを見て安心しました。
 5月21日、ワインぶどう管理講習会を開催しました。今年初の講習会の開催に、気合が入りました。講習会では、今後の天候の変化に対応できる細かい指導が必要だと感じました。
 今年は、エルニーニョ現象の発生が心配されています。東北地方も、冷夏の心配もありますが、気象の変化にしっかりと対応していきます。
 今後どのような天候になるかわかりませんが、私達にはワインぶどう栽培40年の歴史があります。これまでの経験を生かし、今後の天候にきめ細かに対応していきます。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

現在のシャルドネ

 良い季節もあっという間に過ぎ、例年ですとあと10日もすれば関東甲信地方は入梅です。開花結実の一番大事な時期に梅雨とは、日本のぶどう栽培の環境は厳しいものです。特に5月の降水量が極端に少なかったことを考えると、今年の梅雨は手強いのではないかと不安になります。
 4月22日のシャルドネの萌芽に続き、5月2日にカベルネ・ソーヴィニヨンも萌芽しました。その前後は乾燥した日が続いたため、芽がやや不揃いという感じです。カベルネ・ソーヴィニヨンは元々揃い難いのですが・・・。
 品質と収量を決定する大事な作業である摘芽も始め、グループ、社内向けに講習会も2回行いました。もちろんその後は、この時期しか味わえないぶどうの芽の天ぷらを皆でご馳走になり、昨年の収穫のお礼と今年の高品質なぶどうが収穫されることを皆で祈念いたしました。
 両品種とも例年どおりの萌芽でホッと一息ですが、萌芽が始まれば作業に遅れが出ないように体力勝負です。シャルドネは最初の農薬散布を行いました。契約栽培地の山形県上山市も先日訪問し、順調な生育を確認してきました。30年以上、この地でワイン用ぶどう栽培を行ってきた上山市の農家の方々に負けないぶどうを栽培するべく、この煩わしい梅雨を乗り切っていきたいと思います。

(山梨:宮川養一)