ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2014 February 2

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:剪定前  右:剪定後 いずれもカベルネ・ソーヴィニヨン

 「剪定始めました。」
 しかし、この冬は寒いですね。乾燥した北風は強く吹き、遠く富士山まですっきり眺望できる日が続いていますが、そんな日は一時間も畑にいれば手足は痺れ、まだ花粉は飛んでいないですが、知らない間に鼻水がツゥーズルって感じです(失礼しました)。
 この作業は一年の栽培管理の中でも一番大切な作業です。個人的にも熱の入る仕事であり、栽培管理の中でも時間も忘れ没頭できる作業なのです。しかしこの冬はそうはいきません。なかなか厳しい現実であり、まったく寒い!本当に寒い!
 自分の身体もさることながら、こういった冬を越していくぶどうもまた心配なのです。低温で乾燥した日が多く寒風が吹き荒れると寒害を受けるものが出てくるかもしれないのです。特にカベルネ・ソーヴィニヨンはこの被害を受けやすく心配です。樹が幼いときはこういった被害を受けないために、冬を向かえる前に藁を巻いたりするのですが、今は立派な成木なので、もう数年もこれはやっていないのです。大事に大事に育てられてきた(愛情過多ではない)ぶどうですから、これしきのことでは大丈夫だと信じていますが・・・
 剪定は間もなく折り返しです。ここまでは異常は見当たりませんでした。この先はシャルドネに取り掛かりますが、畑の中全て剪定し終えると風景としては本当に寂しいものになります。今年の豊作を祈り、益々熱い気持ちで寒さを乗り越えたいと思います。
 先日は契約栽培地の山形南果連協同組合にもお伺いしました。皆様お元気そうで、昨年天候不順な中、問題なくぶどうが収穫できたことに、とても満足そうで自信になったようです。 雪深い山形上山では雪が降り始める前に剪定は終わらせています。この訪問は今年の防除についてと栽培の取り組みについてのお話をするために行ってきました。いよいよ2014年ヴィンテージの始まりです。

(山梨:宮川養一)