ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2013 September 9

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

 8月3日、東北地方も待望の梅雨明けとなりました。その後も不安定な日々が続きましたが、中旬に入り 漸く安定してきたようです。
 8月15日に36.2度を観測、山形では今年1番の暑さでした。国内では、12日高知県四万十市で41.0度を観測しましたが、山形市も2007年までは、40.8度の国内最高記録観測地でした。2007年に熊谷市・多治見市に最高記録観測地の座を譲りましたが、暑い地域には変わりありません。
ただ、当地 上山の良さは、夜間 蔵王山麓より吹き降ろす山からの風が夜温を下げる事です。
  夏真っ盛りの8月中旬に、朝、涼しさを感じて、自宅前の温度計を見ると、17度台でした。1日の温度格差が、良いぶどうが出来る条件の一つであると思います。ぶどうの着色は、昨年に比べて、5〜6日早いようです。
  ぶどう房へのかけ作業もほぼ終了しました。引き続き、棚面の明るさの確保などぶどうを成熟させる為に 最後の仕上げ作業に精を出しています。

 

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左:シャルドネ(8月中旬) 右:イノシシ避け電柵

 暑い夏でした(まだ続いていますが)。気温の高さで有名になった山梨県からお伝えします。
 8月は連日の猛暑日、標高の高い牧丘の畑でも厳しい暑さが続きました。高温が続いたわりにはゲリラ豪雨的な夕立もなく、畑は砂漠のようにカラカラの状態です。これは平成22年の夏を思い出すような気候です。
 あの年は7、8月の高温でベレーゾンに入るのが2週間以上遅れました。最終的に黒ぶどうは着色が薄く、収穫も11月というミレジムでした。そんなことが脳裏を過ぎりましたが、例年より若干早くシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンともベレーゾンに突入したので一安心です。おまけに雨が降らないので病気も蔓延せず頗る順調です(人間は暑さで厳しい日々を送っていますが・・・連続猛暑日2週間以上)。
 これからは糖度も上がってきます。美味しいぶどうを荒らされないように電柵もしっかり張り終わりました。イノシシさん残念ながら当農場は立ち入り禁止です。
 山梨県の甲府盆地でも10年以上ぶどう栽培をしてきましたが、ここ数年は高温による生育障害でワイン用ぶどうの品質低下が叫ばれ、栽培する品種も見直さないとならない時季にきたと言われ始めました。そのような心配は、ここ牧丘の畑では今のところ見つかりません。そんな畑からできたワインが皆様のお手元に届くのもそんなに遠いことではないでしょう。
 牧丘の畑にぶどうを植えて8年目、滴り落ちる汗はしょっぱいですが、美味しいワインの味がするような気分です。

(山梨:宮川養一)