ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2013 February 2

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

「聖なる雪」ここへも(1月15日の畑)

 首都圏にも大きな被害をもたらした1月14日の雪は山梨県の甲府盆地でも10cmの積雪を記録しました。翌日午後、畑に登って行くその景色はスキー場へ向かう景色そのものです。ワイナリーのある所より約300m標高が高い畑の積雪は20cmくらいかな?と思っていたら、その想像以上の積雪でした。びっくりです(来たのは良いが帰れるのか?)。
 これだけ雪が降ると交通網はマヒして、山に囲まれた山梨県は陸の孤島状態になります。戦国大名の武田信玄が近隣諸国を脅かし侵出していくしかなかった気持ちが何となく分かるような気がします。甲府盆地はそれほど狭く、豊かな土地ではなかったからでしょう。もちろん私たちにはわからない政治的戦略や野望もあったことだと思いますが・・・。
 閑話休題、雪景色を見るとスキー場ゲレンデが大好きな私は何となくウキウキしますが、仕事のことを考えるとチョット・・・です。1月に入り、カベルネ・ソーヴィニヨンから剪定を始めたばかりなのに、雪のあるうちは1時間も作業すれば、爪先が痺れてきて辛いです。足の裏用のカイロは必需品となります。その辛さとは反対に気持ちは熱く興奮していきます。何故ならこの作業は大事なぶどうの収穫時の質、量を決める大切な一歩目であり、始めの一歩からこけるわけにはいかないのです!
 先日は契約栽培地の山形南果連協同組合にもお伺いしました。皆様お元気そうで、昨年高品質のぶどうが収穫できたことに、とても満足そうで自信になったようです。
 雪深い山形では雪が降り始める前に剪定は終わらせています。この訪問は今年の防除についてと栽培の取り組みについてのお話をするために行ってきました。いよいよ2013年ヴィンテージの始まりです。

(山梨:宮川養一)