ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2011  8  August

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

左:メルロの果実アップ 右:メルロの果実

山形も梅雨が明けました。全国的に早い梅雨明けで山形も7月11日と記録的な早さでした。明けてからは、皆様もご存知の様に連日猛暑が続き、昨年を超える暑い夏を迎えなければならないのかと、外仕事が基本の私達栽培者は「ウンザリ」していました。しかし、台風6号の上陸後山形では30℃を越える日があまり無く、上陸前の気温に慣れた身体には肌寒く感じます。

ぶどう達はそんな中、すくすくと育ち「赤ちゃん」だった果実も大人並みの大きさになりました。後は色づきを待つばかりです。人間には不順な天候に感じても、ぶどうの生育ステージで観てみると、開花時期に長雨は続かず、結実後に適度の雨で水分補給が出来、ぶどうの最大のストレスになる高温が今現在無い状態で最高の条件が揃っている様です。

私達栽培者も第3回目の講習会を先日開催し、樹のエネルギーを集中させ品質の高いぶどうになる様にあえて収穫量を制限する作業の講習会を行いました。内容はぶどうの房の数を減らし房の大きさも小さく成形します。品種によっては房の大きさを3分2から半分の大きさまで切り詰めます。もったいない様ですがワインの出来を左右する最後の重要な作業です。

これからの天候はぶどうの作柄に大きな影響を及ぼす要因の一つになると思います。早い品種は約1カ月後に収穫を迎えます。私達栽培者も持てる知識と経験を生かし、ぶどう作りのラストスパートをかけたいと思います。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

左::シャルドネ 右:カベルネ・ソーヴィニヨン

早い入梅でしたが、ほぼ同じだけずれて早く梅雨明けしました。猛暑日が続いたり、曇天が続いたり、どこへ行くのかわからない台風が来たりと、この夏は少し気まぐれのようです。体調など崩さないようにくれぐれも気をつけましょう。私は少々バテ気味です。

開花〜結実まで今年は完璧な防除ができたと思います。ただ台風6号が来てからというもの気温も上がらずはっきりしない天候が続いています。この時季には出ないはずの病害虫など少し見られるようになりました。夏らしい夏が早く戻ってきて欲しいところです。
牧丘のシャルドネは直径が約11mmほど、カベルネ・ソーヴィニヨンは約10mmほどになりました。ここまでは順調に生長しています。今月の下旬にはシャルドネの粒は柔らかくなり始め、カベルネ・ソーヴィニヨンには色が着き始めると思います。

私どもの会社では7月に定期健康診断が行われました。当たり前のことですが、ぶどう栽培担当しているものが不健康では良いぶどうは収穫できません。畑にはいつも元気、やる気一杯で立っていなくてはいけないのです。それでないとぶどうの健康状態を良くすることはできません。ぶどうの収穫まではまだ2ヵ月以上あります。ぶどうも私も健全、健康で2ヶ月頑張ります。

(山梨:宮川 養一)