ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2011  1  January

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山麓のぶどう畑から〜

左:枝の上に降り積もる雪。 右:一面の雪景色。

新年明けまして、おめでとうございます。

穏やかな三が日を迎える事ができ、2011年が良い年になるのではないかと感じずにはいられません。

山形は昨年末まで白い物が降りて来ず、まだまだ異常気象の尾を引いているものかと思っていました。しかし、クリマス寒波が押し寄せ一晩で膝くらいまで雪が降り積もり、あっという間に別世界になりました。ぶどう棚の上にも約30p雪が積もり、かなり重そうな様子です。

近年、温暖化の影響で雪の様子が変わってきました。昔ならば、気温が低く水分が少ないため降ったばかりの雪はサラサラして軽く、雪玉を作ろうとしてもなかなか固まらず子供の頃、雪合戦をしてもボールを作れず大変だった記憶があります。今は、気温が昔より若干高い為か水分を多く含んで重い雪が降り、雪合戦や雪だるまを作るには苦労しないようになりました。しかし、最近このような遊びをしている子供の姿を見ることが難しくなり、少しさびしい感じがしています。

じわじわと温暖化の影響を受けていることを感じる山形ですけれども、一年一年を大事にしながら、2011年の幸多きことを願いぶどう作りのスタートを切りたいと思います。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

耕運された畑のバックには、冬の夕暮れに染まる牧丘の里。

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2011年はぶどう栽培にとってどんな年になるのでしょうか?期待と不安に押しつぶされそうになります。

山梨はいよいよ冬本番という感じになりましたが、気温はやや高めに推移しています。一度雪が薄っすらと積もりましたが、雪の多いところではないので、山形のように12月から剪定を始める必要もありません。

暮れに山形へ行ってきましたが、雪が全くといってよいほど降っていませんでしたので、殆どの畑では剪定が順調に行われていました。農家の皆さん、話題は「電動式剪定はさみ」の内容が多かったです。牧丘の畑ではそれを使うほどの作業ではありませんが、大農家が多い南果連協同組合の皆さんには必需品になりつつあるようです。値段は結構高いですよ、びっくりしました。

牧丘のぶどうはすっかり落葉し、寂しい風景になりました。この葉も有効利用するために落葉を待って、耕運機をかけます。土に返してあげるとうことと、病気だった葉も土に埋めることで菌を畑に残さないためにも大事なことなのです。

今年はこの畑にぶどうの木が500本増えます。3月に定植予定ですから、早めに剪定を始めて受け入れの準備をしなくてはなりません。今年、現在あるぶどうは人間でいうところの成人になるところといえます。やっとここまできましたが、今年植える苗木もここまで来るにはまた5年以上かかることになります。ぶどうの木が増えることは私たち栽培担当にしては嬉しいことでやりがいを感じることです。新しい仲間たちにと、私たち担当者にとって良いスタートが切れる年にしたいと願って止みません。

(山梨:宮川 養一)