ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2010  1  January

山形 〜蔵王山ろくのぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山ろくのぶどう畑から〜

左:雪がモサモサ降りました。 右:畑も一面真っ白です。

新年度
2010年明けましておめでとうございます。
『2010年産』ワイン造りが始まりました。

長期予報では暖冬の予報でしたが、年末年始は大荒れの天気で、ぶどう畑には30cmから多いところでは50cm位の雪が積もりました。山形では、雪がすごく降ることを『モサモサ降る』と言う表現が有りますが、年明けはそんな表現のごとく降り続けました。そのおかげで、ぶどう棚の上にも雪が積もり、かなり重そうになり、棚が倒壊しないように畑に積もった雪を掻き分けながら棚の雪下ろしを汗だくになりながら行いました。

南果連ワイン部の今年最初の仕事として、2010年度の防除について出来るだけ農薬の散布回数を減らし効果的な防除が出来るように、部員の方々に昨年の問題点を一つ一つ聞きながら役員を中心に2010年度の防除暦(防除計画)の作成を行いました。

剪定作業も一段落して、ゆっくりしたお正月を迎えられると思いましたが、連日の雪降りで畑の見回りや雪下ろし等新年から忙しく、“今年一年が天候に左右され忙しい年”にならないことを初詣にて祈願しつつ、心を新たに、一年に一度しかないぶどう収穫まで頑張って行きたいと思います。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

耕された現在の畑。

2010年になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

12月第3〜4週にかけて日本列島に大寒波がやってきました。雪こそ降らなかった牧丘ですが、霜柱はゆうに10cm超です。山形の契約栽培地も心配でしたが、雪で棚が倒壊したなどの被害は無かったようで安心しました。

ぶどうの木が落葉してしまうと、その葉も有効に利用するため、年一回の耕運機をかけます。今年も良いぶどうを収穫できたぶどうの木に感謝しながら土を耕します。このときに土中の浅いところにある根は切られ、根は土中の深いところへと伸びようとしていきます。これが土地の個性をワインに引き出すために重要になります。また肥えた土と雨の多い日本で欧州系ぶどうを栽培するためにも有効な手段です。

枯れた葉、土、草などを耕運機で混ぜ合わせ耕していると、ふと懐かしい香りがしてきます。それは熟成した赤ワインから漂ってくる香りに似ているところがあります。もう一箇所、他の地でぶどう栽培を行っている私ですが、そこの香りとは微妙に違うところあり、これが前に書いた栽培産地の個性の違いにでてくると思います。

最近は醸造設備も整い技術も確立されてきました。それでもワインは造られる場所により全て違うものになります。だからワインを愛する人も多いのではないでしょうか。2010年は牧丘に植えたぶどうもほとんどが5年目になります。牧丘のカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネとして何処のタイプでもない個性を出せたらと思い、今年もぶどう栽培に励んでいく所存です。

(山梨:宮川養一)