ぶどう畑通信

サントネージュワインのワイン用ぶどうをつくっている山形と山梨から、毎月のぶどう畑の様子を報告します。

2009  11  November

山形 〜蔵王山ろくのぶどう畑から〜

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

山形 〜蔵王山ろくのぶどう畑から〜

左:摘み取り残したメルロ 右:ぶどう棚園内

10月22日のカベルネ・ソーヴィニヨンの収穫をもって、今年のすべてのぶどうの収穫作業が終わりました。

10月8日には、台風18号が2年ぶりの上陸ということで心配しましたが、山形を反れる形で縦断したため、被害もあまり無く無事収穫の日を迎える事が出来ました。 台風以外は10月も天候には恵まれ、カベルネ・ソーヴィニヨンの熟度も進んで着色、糖度ともに良質で、おまけに雨が少なかったおかげで病果、腐敗果が非常に少なかった為、ロス無く収穫でき収穫作業が大変楽な年でした。

自然の恵みに感謝です。

今年一年の努力の結晶が【とても良い品質のぶどう】として収穫でき、『ホッ』とした気持ちと豊作の喜びを感じています。

しかし、まもなく雪の季節を迎え、来年の結果母枝(新しく芽を出させたい枝)確保と積雪によるぶどう棚倒壊防止のため剪定作業が始まります。

来年の天気は来年にならないと分かりませんが、天気に恵まれることを願いつつ天候に左右されないよう栽培技術を磨いていきたいと思います。

(山形・南果連:木村 正男)

山梨 〜牧丘のぶどう畑から〜

黄色に染まった牧丘の里(左)。収穫されたシャルドネ(右上)とカベルネ・ソーヴィニヨン(右下)

牧丘の里は黄色に色づき、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。

2009年の収穫も無事終わりました。私だけではないと思いますが、この時期この仕事をしている方は大きな脱力感に襲われると思います。天気や病害虫に悩まされながらも、「良いぶどうを作ろう」と気を張っていた証しだと私は感じています。

シャルドネは10月13日に、カベルネ・ソーヴィニヨンは10月21日に収穫しました。糖分はそれぞれ23%と20.5%でした。シャルドネは殆どが飴色になり、カベルネ・ソーヴィニヨンは一般的なサイズより一回り小粒で真っ黒になっていました。あらためて牧丘の産地としての素晴らしさを実感しました。現在は樽とタンクで醗酵中ですが、ワインになるのが本当に楽しみですし、来年以降も大きな期待を持って大丈夫だと確信しました。

脱力感を感じているのもつかの間です。ここで気合を入れ直さないと折角のぶどうが良いワインになれません。畑に注いだ愛情はそのままワイナリーに向け、ワインの面倒をしっかり見ないといけないからです。収穫の終わった畑でも来年のためにぶどうが頑張っています。双方頑張らないとならないのです。

(山梨:宮川養一)