芋焼酎でつくったスタンダードカクテルを飲み比べ!
さて、軍配はどちらへ?
第1回戦は、「芋ティドッグ」と「芋ディマリー」の対決!
元になったカクテルは、「ソルティドッグ」と「ブラッディマリー」。どちらもカクテルベースにウオッカを使うのが一般的ですが、今回は代わりに芋焼酎を使います。さて、その味わいは?

第2回戦は、「モヒート」のベースをラムから芋焼酎に代えた「芋ヒート」と、
「モスコーミュール」のベースをウオッカから芋焼酎に代えた「芋スコーミュール」の対決です!
芋焼酎の味わい・香りを、よりうまく味方につけたのは果たして…お楽しみに!
研究おさらいレポ
1.オレンジジュースなどの柑橘類の量が多いと渋みがでやすい。
「芋焼酎」の甘さが柑橘類の酸味を際立たせてしまいます。
オレンジジュースなどの柑橘類を使うときは通常のレシピより量を控えめに。
2.炭酸水を使って、爽やかに飲みやすく。
「ウィルキンソン」の強炭酸と「芋焼酎」はベストマッチ。
上手に使って爽やかな飲みくちに仕立てましょう。
3.甘みのあるカクテルのほうが合わせやすい。
辛口系のカクテルより甘口系のカクテルとの相性が良い結果に。
甘口系のカクテルに「芋焼酎」の甘さがよく馴染みます。
4.スパイスを使ったカクテルとの相性は「×」。
タバスコやウスターソースなどのスパイスを使ったカクテルと
「芋焼酎」の相性はいまいち。使用しないように注意。
5.ひと味加えたいときはフルーツを添えて。
適度なフルーツの香りと味わいはいいアクセントになります。
「芋焼酎」がフルーティなカクテルに早変わり!
今回のカクテルレシピ
今回の対決でつくった芋焼酎のカクテルレシピと、味わいのポイントをご紹介します。
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●材料・分量
本格芋焼酎「さつま司」(45ml)
グレープフルーツジュース(60ml)
塩(少々)●つくりかた
1.塩でスノースタイルにしたオールドファッションドグラスに氷を入れ、材料を注ぎステアする。
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●材料・分量
本格芋焼酎「さつま司」(70ml)
トマトジュース(70ml)
レモンジュース(5ml)●つくりかた
1.氷の入ったタンブラーに「さつま司」を注ぎ、レモンジュースとトマトジュースで満たし、よくステアする。
2.お好みで塩、胡椒、タバスコ、ウスターソースなどで調味する。芋焼酎とトマトジュースの比率は、味わいのバランスが良い1:1がベストです!今回は芋焼酎の味わいを活かすため、スパイスなしで仕上げました!
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●材料・分量
本格芋焼酎「さつま司」(35ml)
シュガーシロップ(10ml)
ライムジュース(5ml)
ミントの葉(5枚)
ウィルキンソン タンサン(105ml)●つくりかた
1.グラスにライムジュースを注ぎ、砂糖、ミントの葉を加え、バースプーンで混ぜる。
2.ミントの葉を潰しすぎないようにして、氷を詰める。
3.「さつま司」を注ぎ、「ウィルキンソン タンサン」で満たし軽くステアする。芋焼酎のふくよかな香りを活かすには、芋焼酎と炭酸水の比率を、1:3にするとベストバランス!
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●材料・分量
本格芋焼酎「さつま司」(45ml)
ライムジュース(15ml)
ウィルキンソン ジンジャエール(90ml)
カットライム(1ヶ)●つくりかた
1.グラスにカットライムを絞り、そのまま実もグラスに入れる。
2.氷を詰めて、「さつま司」とライムジュースを注ぎ、冷やした「ウィルキンソン ジンジャエール」で満たし、軽くステアする「ウィルキンソン」の炭酸感を保つためには、サワーと同じく、ステアしすぎないようにしましょう。
「やさしく3回転」を忘れずに!
研究員のコメント
- 芋焼酎の愉しみ方、可能性がグッと広がったな!
特に「芋ヒート」はご家庭でも試す価値アリ!
- 「芋ティドック」、芋焼酎と塩もマッチしていると思うんだけど・・・。
- 香りを活かせる、ミントや炭酸水を使った爽やかな味わいのカクテルがおすすめです!
グラスの縁にぐるりと塩や砂糖をまぶしつけることを「スノースタイル」といいます。ライム果汁をグラスの縁につけると、うまくできますよ!