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BATW世界第2位の新井洋史氏が、 Bols Bartending Academyに 体験入学! 【前編】

ボルス主催のカクテルコンペ「ボルス・アラウンド・ザ・ワールド(BATW)」において見事世界第2位に輝いた新井洋史氏が、同じくボルス社が運営するバースクール「Bols Bartending Academy(BBA)」に体験入学することに! 日本人バーテンダーの視点から見たBBAとはいかに!?  The Amazing Experience @ BBA

オランダ本国をはじめ、ヨーロッパ各国からバーテンダーが受講に訪れるBBA。 一体どんなところで、どんな講義を行っているのか!? まずはBBAの目的や概要、バー内部のレイアウトなどを簡単にご紹介。

Bols Bartending Academy(BBA)

MONTHLY SPECIAL ISSUE 1

●いざ、アムステルダムのBBAへ!

オランダ、アムステルダム。国立アムステルダム博物館やゴッホ美術館などが連なるミュージアム広場の一角に、ボルス社のヘッドクォーター(本社)は構えている。オランダ伝統の切妻屋根のビルディング。その1階と2階はボルスの世界観を体験できるミュージアム「House of Bols」となっており、4階より上階には本社機能と新商品開発のための「ラボ(実験室)」がある。今回の舞台となるバーテンダーのための教育機関「Bols Bartending Academy」は、3階部分をほぼ占有するカタチで設置されている。

落ち着いた佇まいの外観とは裏腹に、内観は至ってモダン&スタイリッシュ。BBAも白とネイビーを基調にまとめられ、そこにボルス・リキュールのカラフルなラインアップが並んでいる。当の新井氏も「外観と内観のギャップに驚かされた」とのことだ。1575年創業の伝統あるブランドながら、常にバー業界の最前線をゆくボルスらしいギャップといえるだろう。

●12の完璧なバーステーション。

BBAはトレーナーがデモンストレーションを行うメインバーを含め、12の完璧なバーステーションを備えている。「理論2割、実践8割」というだけに、1人の受講者に必ず1つのバーステーションが与えられることになる。

新井氏がまず指摘したのは、日本と欧米のバーステーションの違いについてだ。たいていの日本のバーでは冷蔵庫はカウンターの下に設置され、冷蔵庫を見せないという文化。一方欧米では冷蔵庫はカウンターの対面(バックバーの下)に配され、作業を行うスペースも比較的オープンになっている。さらにバーテンダーの目の前にスピードレールが置かれ、頻繁に使用するボトルが予めセットされているのも特徴的といえる。

新井氏はこう語る。「これはスタイルですから優劣はつけられませんが、こういう細かい違いを直接感じられるのは興味深いですね」。

またメインバーの天井には大きな鏡が取り付けられ、受講者は鏡を通してトレーナーの動きを細かく観察することができる。氷の扱い方、ペティナイフの使い方、レモンやライムの搾り方、効率的に考えられたレイアウト、無駄のない動き……、そういった他人の(ましてやオランダ人の)バーテンディングを観察することで、自分の動線を改めて見つめ直すいい機会になるといえそうだ。

●BBAの存在意義とは?

さて、現在BBAは日数やレベルに合わせて、5つの専門プログラムを用意している。しかし今回の新井氏に許された時間は半日ほど。そこでシニアトレーナーのロブ・レイドメイカー氏の提案により、味についてのレクチャー、ミクソロジー理論、最後にフリーポワリングという3つのレッスンを行うこととなった。

レッスンの前に、ロブからBBA全体についての説明があった。「我々はボルスというメーカーのスタッフですが、BBAはボルス商品の啓蒙のためのスクールではありません。第一の目的はバーを訪れたゲストにパーフェクトな経験をしてもらうこと。いわゆる顧客満足です。そのためにバーテンダーは何をしたらいいのか、それを具体的に学ぶのがBBAなのです」

新井洋史氏  Hirohito Arai

新井洋史  Hirohito Arai

栃木県足利市にある「BAR猫又屋」
マスターバーテンダー。
2011年開催の「ボルス・アラウンド・
ザ・ワールド」で世界第2位に輝いた。

頻繁に使用するボトルが予めセットされている

メインバーの天井には大きな鏡が取り付けられている

ロブ・レイドメイカー氏 Rob Rademaker

ロブ・レイドメイカー Rob Rademaker

ボルスのブランドアンバサダーであり、
「Bols Bartending Academy」では
シニアトレーナーを務める。
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