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BOLS AMSTERDAM 1575/29種類のBOLSをもっと活用するバーテンダーのためのカラー講座。
29種類ものカラー&フレーバーを揃えるボルス。 そこでカラーリストの西村やよいさんに、バーテンディングにおける色の活用法をうかがった。 色でもっと広がるボルス・ワールド、そして色で開けるバーテンディングの未来とは?
まずは色の基本コンセプトをご紹介。 人間の感覚における色の位置づけとは? 果たして、色でバーテンディングは変わるのか?
カラーリスト・ビューティコンサルタント 西村やよい
カラーリスト・ビューティコンサルタント 西村やよい  Yayoi Nishimura
大手化粧品メーカー勤務を経て、メイクアップアーティストとして活動後、渡米。NYでファッションとカラー戦略等を学ぶ。帰国後、美をトータルに提案するプロフェッショナルコンサルタントとして活躍。ファッションやメイクなどの色遣いをアドバイスする「イメージアップスタジオ ビューティ・トライ」主宰。
■イメージアップスタジオ ビューティ・トライ
東京都目黒区東山2-7-2 ジェイパーク目黒東山401
TEL:090-3807-2239
nishimura-yk@msf.biglobe.ne.jp
●男性よりも、女性のほうが色には敏感
人間の感覚には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」があるとされています。なかでも視覚は、聴覚とともに最も優れた感覚として位置づけられてきました。例えば、お客さまがお店に入った時、あるいはカクテルを目の前にした時、お客さまにとってファーストインプレッションとなるのは「視覚」です。さらに視覚のなかでも、形や奥行き、テクスチャーなどよりも、色のほうがより大きなインパクトを与えます。「形より色」というのが、色彩(視覚)心理学の前提です。ファッションの場合でも、襟の形やパンツのシルエットなどより、その人が何色の服を着ていたか、のほうが印象に残りますよね。

また、色には視覚的なインパクトだけでなく、気分を高揚させたり、逆に落ち着かせたりといった心理的な作用もあります。色は「心」や「感情」と直結しているんですね。ですから色を学ぶことで、バーテンディングの幅もぐっと広がるのではないかと思います。ちなみに男性よりも女性のほうが色の感覚が優れている、といわれています。そもそも男性と女性とでは、生まれた時から染色体の数が違うんです。ですから男性のバーテンダーの方は「女性のほうが色には敏感」ということをよく覚えておいてください。女性は男性が考えるよりも、色でいろんなことを判断しているんですよ(笑)。

カラーリスト・ビューティコンサルタント 西村やよい
まず、色というのは無彩色と有彩色に大別できます。無彩色というのは、黒、白、グレーなどです。無彩色は特殊な色となりますので、説明は後回しにします。一方、有彩色というのは、「明度」と「彩度」から成り立つ色を指します。赤、青、黄色、緑、紫など、ほとんどの色が有彩色の範疇に属します。

12色相環の図
カラーリスト・ビューティコンサルタント 西村やよい
有彩色はさらに「暖色系」と「寒色系」に分かれます。図の通り、赤や橙などの暖色系、そして青を中心とした寒色系に大別できます。緑や紫などはどちらにも属さないことから、「中性色」といわれています。さらにこの図は色の「明度」も表していて、一番上に位置する「き」が最も明度が高く、一番下の「あおむらさき」が最も明度が低くなります。色はそれこそ無限にありますが、図のように、大きく12色に分類することができます。これを「12色相環」と呼んでいます。それでは、それぞれの色の特徴を見ていきましょう。

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