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高岡流お好み焼きととまる 誕生秘話

長い歴史の中で、高岡銅器や高岡漆器に代表される多くの
伝統工芸が脈々と受け継がれてきた町“高岡”。
その町をPRするために生まれたのが「ととまる」です。
2009年7月から高岡市長を務める橋正樹さんと、
「ととまる」の生みの親「飲食店経営サポートとやま」(略:飲サポ)の会長を務める鎌谷隆一さんにお話を伺いました。

  • 高岡市長 高岡 正樹様
  • 飲食店経営サポートとやま 会長 鎌谷 隆一 様

ととまるとは 〜高岡ならではのお好み焼き〜

鎌谷さん

正式名称は、高岡流お好み焼き「ととまる」です。
通常のお好み焼きは小麦粉がベースですが、こ
れは富山県に流通している生のすり身をベース
にしたお好み焼きで、「商品名に高岡流お好み焼
き「ととまる」を使うこと」「すり身を使うこと」「富山
県で消費量が多い昆布を使うこと」「フライパンや鉄板で焼くこと」
「丸い形に仕上げること」という五カ条があります。今、「ととまる」
の認定店は高岡市内外含めて46店舗になります。

ととまる誕生のきっかけ 〜高岡の町おこしのために〜

鎌谷さん

私たちは飲食店の出入り業者の集まりで、飲食店の活性化を目的
に活動しています。新事業を始めるにあたり情報収集をしていた時、
B級グルメによる町おこしが全国各地で盛んに行われていることを
知りました。富士宮市では、B-1グランプリで優勝した結果が、その
後の9年間で439億の経済効果をもたらしたんです。もちろん、その
金額は観光や買い物、宿泊などを含んでのものです。それを手本にできないかなと思
ったのは、富士宮市と高岡市の人口が似ているから。それで料理を探し始めたんです。

高橋市長

「ととまる」のチャレンジは本当に素晴らしく、応援したいなと思っています。町おこしの大原則は、条件がシンプルである
ことと独自性があることだと思います。「ととまる」も条件がシンプルなので、お店の方のイマジネーションや創造力を呼
び起こすのだと思います。チャレンジ精神や開拓心をくすぐる部分がたくさんあることが、半年で46店舗という数字に表
れているのだと思いますね。高岡オリジナルであると同時に、店舗それぞれにオリジナル。また、高岡の食文化を代表
する食材であるすり身をベースにした着眼点も素晴らしいですね。そうした一つのベースがあるということで、町づくりの
大きなポイントをしっかりグリップされている試みだなと思っています。

ととまるへの思い、ビールとの相性 〜ビールとともにグイッと〜

鎌谷さん

「ととまる」は、あくまでも高岡の町をPRするためのツールですが、富山市のイベントに出店させて頂いた時、お客さん
から「前に食べた時にすごく美味しかったので、食べるためだけに高岡からやってきました」と言われました。涙が出る
ぐらい嬉しかったですね。「ととまる」を通じて色々な人と出会ったり、感動を頂いたり、「ととまる」への思いはだんだん
強くなります。

高橋市長

普通のお好み焼きは小麦粉ベースなので植物性タンパク質ですが、「ととまる」は動物性タンパク質。その意外性がいい
ですね。また、通常は具として用いられるすり身をベースにしたところ、そして具やソースを工夫してお好み焼きのイ
メージを崩さない絶妙なせめぎ合いが非常に面白いと思います。酒の肴や料理の副菜という位置づけの一風変わっ
たお好み焼きですから、ビールとの相性は良くないわけがないですね(笑)。

鎌谷さん

晩酌セットにしたらいいですね。

高橋市長

色々な楽しみ方ができそうですね。まずは、
ととまるとビールでグイッといくのがいいかもしれません。

鎌谷さん

最高ですね(笑)。

ととまるのテーマソング 〜高岡市認定ととまる応援ソングの誕生〜

鎌谷さん

「より幅を広げるために他所の町おこしの事例を見てきました。すると、テーマソングやキャラクターを使って広げていく
というスタイルが見えてきたんです。そんな時に、「飲サポ」の千田さんと麻生さんが、高岡出身のシンガー・ソングライ
ター、島かおりさんを紹介してくれました。打ち合わせ時には、かおりさんから「町おこしの活動なので、ノーギャラで結
構です」という素晴らしい言葉を頂きまして(笑)、その気持ちが嬉しかったですね。お披露目の時には多くの人々に気に
入って頂けました。「ととまる」と合わせて、紅白を狙いたいなと思っています(笑)。

高橋市長

私としては高岡を売り出して頂ける歌であり、色々なところで高岡という言葉を口に出してもらえることが大変有り難い
ですね。町おこしにも食材を売り込むにも総合プロデュースが必要。ですので、テーマソングを作って頂いたことは、「
ととまる」に深みと広がりが出たような気がします。「あの曲聞いたら、よだれが出て止まらなくなる」というところまでい
くといいなと思います。

ととまるの未来像 〜食のブランドとしてPR〜

鎌谷さん

去る5月1日の高岡御車山祭では、取扱店約7店舗に出て頂いてグランプリ大会を開催しました。お店の方々の意識も
高まり、市民にも幅広く周知することができ、いい意味で相乗効果が図れたのかなと思いますね。今後スタンプラリー
をやりたいなと思っています。これからも、幅広く色々な方向で活動していけば、いい結果につながるのではと思ってい
ます。

高橋市長

市の色々なメディアやツールで取り上げるとともに、高岡の一つの食のブランドとしてアピールしていきたいなと思い
ますね。市としては「高岡に来たら「ととまる」が食べられるよ」という発信をしていきたいなと思います。

高岡への思い 〜高岡でととまるを〜

鎌谷さん

私は高岡育ちで、古城公園を自宅の庭のようにして
遊んでいた思い出が強いので、私の今の立場や年
齢や仲間でしかできないことをやりたいと常に思っ
ています。それが「ととまる」でもあるのですが、育っ
てきた環境に社会的立場で恩返ししたいなという思いがあります。特
に地域の未来を担う子供達にです。私たち世代の大人たちが町の活
性化に貢献することで、少しでも子供たちの成長のプラスになればい
いなと思いますね。

高橋市長

今、「歴史都市」というタイトルでPRしている高岡は、開町402年という長い歴史を持ちながら、創造的な町でもあります
。国宝・瑞龍寺の回廊にある障子戸は、アルミサッシの原点なんですね。水が桟にたまらないよう少し穴が空けられ
ています。そうした職人の工夫を受け継ぐと同時に、色々なことを創造して道を切り開いてきた町なんです。また、古
い町並みには生活とビジネスをきちんと営む方々が住まわれていて、暮らしの中に高岡の歴史や文化がしっかり染
みこんでいます。そういったものが体現されているのが「ととまる」。イタリアン風も純和風もあり、すり身を使って新し
い食べ物に挑戦していることが大きなポイントです。「ととまる」の味や姿と高岡のイメージとがうまくオーバーラップしてくれるといいなと思
いますね。ぜひ皆さんにも高岡に来て頂いて、高岡で「ととまる」を食べて頂きたいなと思います。

編集後記

取材は、夏真っ盛りの高岡で。ととまる誕生のきっかけから未来像、そして高岡への思いま
で、外の暑さに負けないぐらい熱く語って頂きました。高岡を愛する気持ちが形になった
「ととまる」。この高岡ならではのお好み焼きを、ぜひ高岡で味わいたいものですね。
皆様、お忙しいところ、お集まり頂き、本当にありがとうございました!

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