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うまさの秘密を知りたい!『みやじ豚』ってどんな豚?湘南のおだやかな空気のなかで、宮治さん一家が心をこめて育てあげる『みやじ豚』。生産から販売までを一貫して行う新しいスタイルも注目されています。さて、その「ジューシーでやわらか」な『みやじ豚』の魅力とは?
うまさの秘密は3つ
【1】血統
【1】血統

『みやじ豚』は日本の王道といわれる三元交配種です。親豚には背中、お腹、ももにちゃんと肉が付いているかの具合を見ます。それから歩き方も大切。歩き方がしなやかな豚からは、柔らかい豚肉の子が産まれるので、その辺りをじっくりと見きわめます。

【2】えさ
【2】えさ

大麦、大豆粕、マイロ(こうりゃん)、トウモロコシを配合したものです。特に大麦の配合が多く、ビタミンEが通常のえさの6倍以上含まれています。このため、今までにも増してジューシーで、うまみに富んだ、白くきれいな脂肪を持った豚に育つのです。

【3】育て方
【3】育て方

おいしい豚を育てる最大のポイントは、いかにストレスをなくすか。そのために、10頭前後の兄弟豚だけを同じ部屋で飼育する「腹飼い」をしています。大きな農場では30頭ぐらいを一緒に飼うので、『みやじ豚』はかなりいい環境で育っていると言えるでしょう。

『みやじ豚』のプロデューサー、宮治勇輔さんに聞く
一次産業を「かっこよくて、感動があって、稼げる」3K産業に

父親の代から行っていた養豚業を、2006年から新たにプロデュースし始めた宮治勇輔さん。現在、ご両親、弟の大輔さんとともに、飼育から直売までを行っています。少ない頭数を家族でていねいに育てる…そこから生まれるうまさの秘密、そして今年立ち上げた「農家のこせがれネットワーク」への思いについて伺いました。

Q: みやじ豚』誕生の経緯を教えていただけますか?

宮治:祖父の代は、もともと野菜農家だったんですが、父の代に養豚業を始めて35年余り。父は藤沢最大の養豚ファームの共同経営者でしたから、養豚に関してはプロ中のプロです。一方で、以前から共同経営のほかに、自宅近くで小規模に豚を飼っていました。これが現在の『みやじ豚』。今では共同経営からは手を引いて、『みやじ豚』のみを育てています。豚を育てるのは、この湘南のおだやかな空気がいいんですよ。農場は小高い丘の上にあって、日当たり、風通しが良くて、富士山や丹沢の山並みも望めるといういい環境です。

左)兄の宮治勇輔さん。 右)豚舎は小高い丘の上にある。

左)兄の宮治勇輔さん。
右)豚舎は小高い丘の上にある。

Q:ご兄弟2人が、 みやじ豚』の養豚を継がれたというわけですね。

宮治:最初、僕は全く継ぐ気がなくて、大学卒業後は4年間人材派遣会社に勤めていました。でも自分で何か起業したくて、朝4時半起きとかで勉強していたんです。あるとき農業の本に出合って「これだ!」って思ったんですよ。弟は、外食産業に勤めていて、僕より少し先に実家を継ごうと戻っていました。今は弟が現場で養豚にたずさわって、僕は全体をプロデュースするという立場です。

弟の宮治大輔さん。

弟の宮治大輔さん。

Q:本を読んで「これだ!」と思ったのは、具体的にどんなことだったのでしょう?

宮治:今、日本の農業従事者は、60歳以上が70%。後継者不足が問題になっていて、このままだと日本の農業はダメになってしまう。今のしくみだと、手間ひまかけて作物を育てても、卸会社からどこかに行って、だれが食べているのかわからないのでは、作りがいもないですよね。それなら生産から消費者が口にするところまでを、一貫してプロデュースすればいいんだと……「かっこよくて、感動があって、稼げる」3Kにすればいいんだという思いが、天から降ってきた感じです。それで、2006年に株式会社として立ち上げたわけです。

Q:では、 みやじ豚』の生産から直売までというのは、実際にはどんな方法で?

宮治:お客様には、インターネットで直接『みやじ豚』をご注文いただけます。
またみやじ豚のおいしさを味わっていただくために、月1回湘南台近くの観光農園でバーベキューを開催していて、なかなか好評です。こういったことを、メールニュースやブログでも発信しているので、そこから情報が広がったり、あとは口コミで伝わったりしていますね。レストランからの注文も増えて、今は東京のレストランを中心に50〜60軒で、扱ってもらっています。

Q:実際に みやじ豚』を食べた人の反応は、いかがですか?

宮治:「これが本当に豚肉?」と、よく言われます。お肉を食べられない人でも、「みやじ豚なら食べられる」と、いう方もいらっしゃるくらい。くさみがなくて、肉質がきめ細かいけれど肉汁が逃げにくいのでおいしさが長持ちするんです。それと最大の特徴は脂です。焼き上げると、口の中でさらっと溶けて、クリーミーだけど香ばしい風味が楽しめます。
一番うれしいのは、お客さまから直接このような「おいしい」という声を聞けることです。父もそのことをとても喜んでいます。

Q:そういった豚を育てる秘訣は、なんでしょう?

宮治:血統やえさも大切ですが、なによりやはりストレスのない育て方だと思います。今ここでは700頭を飼育していて、年間の出荷は1000頭です。これは平均的な養豚と比べると半分くらいの頭数。ゆったりとしたスペースで、兄弟豚だけが一緒なら、ストレスが少なくてすみます。そうじゃないと、豚って神経質ですぐにけんかするんですよ。大きい農場では豚の成長段階に合わせて5〜6回も引越しをしますから、そのたびに知らない豚同士が順位を決めようとけんかが始まる。その点『みやじ豚』の引越しは2回だけなので、ストレスは少ない方だと思っています。語りかけることも大切で、いつもそうしているからか、『みやじ豚』はとても人なつっこいって、豚舎を訪れた方によく驚かれます。

左)母豚のミルクを飲む子豚たち。右)「腹飼い」なので部屋にゆとりがある。

左)母豚のミルクを飲む子豚たち。
右)「腹飼い」なので部屋にゆとりがある。

Q:最近、宮治さんが代表理事CEOとなって「農家のこせがれネットワーク」を、立ち上げたそうですね?

宮治:農業をプロデュースしていこうという団体で、今年の3月に立ち上げて、ただ今NPO申請中です。先ほども話したように、今日本の農業は危機的状況で、食料自給率は40%を切っています。といっても世界的にも食料危機の問題が迫っている状態。なんとか日本の農業を改革するには、農家の子供が、とりあえず実家に戻って農業を継ぐことが一番だと考えているんです。設立発起人には1290人が集まってくれました。農家の人や、農家のこせがれ、それから食品関係や、農業に興味のある人たちが大勢います。この人たちと一緒に日本の農業を盛り上げる「リファーム」の活動を進めていくのも私のミッションです。

Q:これからの方向は、どのように?

宮治:『みやじ豚』としては、ていねいに育てていい豚を作るために、小規模な家族経営のスタイルは崩さず、この頭数でやっていきたいと思います。一方日本全体のリファームのためには、インターネットやイベントなどで呼びかけて、活動を広げていきたいですね。

本日は、貴重なお話をありがとうございました。

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