ルーツは元禄時代にまでさかのぼり、300年以上の歴史を誇る「加須手打ちうどん」。みずみずしく、手打ちならではのコシの強くのど越しの良い麺を、各店が創意工夫を凝らしてオリジナル手打ちうどんに仕上げました。
埼玉県北東部に位置する加須市周辺では、江戸時代の初めの頃は畑地が多く小麦の生産が大変盛んでした。その当時から、加須市周辺ではその小麦を手打ちうどんにして食べる習慣が定着したと言われています。
朝には饅頭を食べて昼にはうどんを食べると言われるくらい、加須市は小麦を使用した物を食べる習慣が盛んな地域です。昔、お米を年貢として納めていた時代、米の裏作として栽培された大麦を混ぜた麦飯が主食とされており、農家の人にとってツルツルシコシコしたうどんは、お祭りなどの特別な日に大切なお客様をもてなすときのご馳走でした。
この名残からか冠婚葬祭などの締めくくりには、うどんが良く振舞われています。また、春・秋の彼岸や正月などに日頃の女性の働きを労って男性がうどんを打つという昔ながらの風習も残されています。加須市においてうどんは暮らしの中に根付いた非常に馴染み深い食べ物なのです。
加須うどんの特徴は、ピカピカの光沢、みずみずしさ、手打ちならではのコシの強さとのどごしの良さです。
コシの強いうどんを打つために、季節によっては、塩や水加減、麺の太さを変えたり、「足踏み」や「寝かせ」に時間をかけるなどの工夫をしています。
つゆなしでそのまま食べても十分に美味しいですが、水洗いしたての冷たい“もりうどん”にあっさりした冷たいつゆでいただくのが基本の食べ方です。これに加え、大葉(青じそ)の香りとごまみそ風味の「冷汁」、ナスやネギを油で炒めた温かい「なす南蛮」や「ねぎ南蛮」、さらには「けんちんうどん」、「みそ煮込みうどん」など加須独自のメニューも味わえます。
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