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三宝さん新潟県燕市の『磨き屋シンジケート』をご存知でしょうか?
斜陽化を言われて久しい全国の地場産業界において、孤軍奮闘している研磨職人集団があります。
昨年来、地域再生のモデルケースとしてマスコミ媒体からも取材が殺到している、この『磨き屋シンジケート』を訪ねました。

「うまい!をカタチに!」がご縁

弊社との関係は、今春のスーパードライ消費者キャンペーン「うまい!をカタチに!」プロジェクト第2弾(応募期間3/2〜5/19)の賞品として、「鏡面磨きタンブラー」を製作していただいたことがきっかけでした。
内容は、スーパードライに添付されたシールを集めて応募いただき、抽選で10,000人に賞品をプレゼント。さらに1,500円プラスいただくと、もれなくお届けするというものでしたが、それに何と30,000人を超える応募がありました。大変有り難い結果ですが、これは弊社のキャンペーンでも異例の事態で、それだけ賞品に魅力があったという証と言えます。
結局事前の予想を大きく上回って、40,000個を超えるタンブラーを作っていただくことになり、今回その御礼に燕市をお訪ねすることにしました。

「うまい!をカタチに!」プロジェクト第2弾
航空機の部品からiPodの背面磨きまで

まず、磨き屋シンジケートの産みの親であり、現在受注及び広報窓口を務める燕商工会議所を訪問しました。そこで、専務理事の笠原さん・ご担当の大口さんから組織の成り立ちなどの説明を受けました。
現在、燕市とその周辺の金属加工会社45社が参加しており、伝統の洋食器をはじめ、航空機の部品からiPodの背面磨きまで、あらゆる金属製品の加工をそれぞれの得意技を駆使して集団で分担受注しているそうです。人気のビアマグカップは14,800円と高価ながら、お届けまで2年待ちの状態とのこと!! 驚きです。

人気のビアマグカップ

印字可能なECOカップも人気で、各イベントで販売するとあっという間に完売だそうです。実は私も昨年の「古町どんどん」で30分待ちで購入し、自宅や野外で愛用しているのです。何と言っても、ビール飲みには嬉しいことに保冷効果が高くて泡持ちが良い、軽くて丈夫でECOなカップです。今後ますますの普及が期待されます。

燕洋食器の興隆とともに

次に、(株)ヨシカワさんをお訪ねしました。親会社の吉川金属(株)さんは戦後、ステンレス販売の全国的先駆けであった歴史を持つそうです。その後、燕洋食器の興隆とともに事業を拡大されてきました。
営業部長の田中さんにご案内いただいたショールームは百貨店の販売フロアーかと見間違うほどで、多種多様な食器・調理器具達が出迎えてくれました。エンボス加工の「らくらくしゃもじ」や「栗原はるみブランド」なども手がけられています。今回のタンブラー製作では、デザインや工場間のデリバリーを請け負われました。

(株)ヨシカワさんのショールーム
新たな製作にチャレンジすることはとっても楽しい

そしていよいよ、鏡面磨きタンブラーを製作いただいた現場の職人さん達を訪ねます。
(株)藤井器物製作所さんは、最初の工程である金型作りから、ステンレス生地からの成型加工までを担当。増産依頼のため6月は休みが一切なかったという嬉しくも辛い悲鳴や、度重なる予期せぬトラブルを粘り強く克服された苦労話には胸が熱くなりました。
専務の藤井さんから「新たな商品の製作にチャレンジすることはとっても楽しいことです。それによって我々職人のスキルも上がるんです」という言葉に、お詫びの気持ちの後に、いずれまた、新たなチャレンジに向け、是非一緒に仕事がしたいと思いました。

鏡面磨きタンブラー工程
燕の職人魂

続いてお邪魔した(有)富研工業の社長・富田さんには「燕の職人魂」を教えていただきました。
「鏡面磨きは難しい工程だが、これまでの経験やシンジケート仲間との信頼関係を活かすことができた」。増産に次ぐ増産依頼に対しても、「我々はプロとして、とにかくお客さんからの注文に応えるだけ」。 そしてどんなに忙しくても、「やらされ仕事では技術は身に付かない。自ら考え、自ら工夫することが大切」と、自信と誇りに満ち溢れた言葉をいただきました。
何より、富田さんの長年磨き一筋に打ち込んできた真っ黒な両の手が印象的でした。それはとても大きく分厚いのですが、丸みがあってどこか優しく温かい感じがしました。

(有)富研工業の社長・富田さん
煤けたマグがみるみるうちにピカピカ

最後に、冒頭で紹介した人気のビアマグを研磨されている山ア研磨工場を訪ねました。ご夫妻と息子さん3名分担で研磨するのですが、煤けたマグがみるみるうちにピカピカに変わっていきます。持ち手と本体の継ぎ目を残さず、すべてが鏡のようになる徹底した磨きっぷりに感心しつつ、完成までにはさらに多くの工程が必要と聞いてただただ驚きました。
社長の山アさんは「2年以上もお待たせして大変申し訳ない気持ちです。ただ、実際お届けしたときに、お客様のご期待を裏切らない最高の品質にだけはこだわっています。増産は難しいのですが、何とかご容赦いただきたいです」と大変恐縮されていました。

山ア研磨工場の現場
タンブラーは高い技術と情熱の結晶

今日、現場にお邪魔して分かったことは、ひとつの小さなタンブラー製作に対して、実に多くの方々による様々な工程が必要であり、今手にしている完成品はその高い技術と情熱の結晶であるということでした。磨き屋シンジケートの職人さん達は、中国など海外との競合や後継者問題に悩みながらも、文字通り日々「切磋琢磨」し、「あくまでプロとして、納得のいく商品をお届けする」という信念で、ひとつひとつ丁寧に磨き上げています。
私は仕事柄毎日のようにビールを飲んでいますが、鏡面磨きタンブラーで飲む今夜のビールは、きっと一味も二味も違うことでしょう。
まさに「うまい!をカタチに!」を実感した1日でした。
ご案内いただいた磨き屋シンジケートの皆さん、本当に有難うございました。

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