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第6回 親子で行こう!!尾瀬体験エコツアーレポート

アサヒビール群馬支社は、7月25日、「親子で行こう!!尾瀬体験エコツアー」を開催。小学4年生から中学2年生と、その保護者30組61人が尾瀬国立公園を訪れ、大自然を満喫しながら尾瀬の環境保全活動の大切さを学んだ。

ガイドの説明に自然への興味が広がる

ニッコウキスゲ

ビジターセンター所長 笹原宗利さん

6月の取材でビジターセンター所長笹原さん(以下、笹原さん)より7月中旬ごろまで見ごろになると教わったニッコウキスゲ。エコツアー当日はいくつもの花を見ることが出来ました。

自然を五感で楽しむ

午前10時、参加者はバスで尾瀬の玄関口、鳩待峠に到着。準備体操をした後、群馬県緑のインタープリター会員のガイドで、山の鼻ビジターセンターに向けて3.3kmの山道を下り始めた。8〜10人に1人ガイドが付き、ゆっくり自然と"対話"しながら進む。「初めて尾瀬を訪れたという参加者が8割いる中、ガイドの神澤弥寿宏さん(55)は、「ぜひ、五感を使って楽しんでほしい」と呼びかけた。

準備体操でしっかり体をほぐして

ブナの森は多くの水を育む

ブナの木や冷たい沢の水に触れたり、草花の香りを嗅いだりしながら、1時間20分後、山の鼻に到着。参加した和地英美さん(40)=前橋市=は、「娘と尾瀬が見たくて初めて来た。ほかでは見られない景色ばかりで、あっという間だった」と話し、娘の南々子さん(13)は、「水がすごくきれい。川上川ではイワナやアブラハヤが見られた」と声を弾ませた。

尾瀬で見られる植物は、主だったものでも200から300種類くらい。登山道では見られないものや、小さな植物も合わせると800から900種類くらいの植物が!参加者のみなさんは何種類の植物を発見できたかな。

レクチャールームで事前学習

レクチャールームでは、尾瀬の自然保護に取り組む尾瀬保護財団のスタッフから、夏の尾瀬ケ原を代表するワタスゲやニッコウキスゲ、キンコウカ、ナガバノモウセンゴケ、アカハライモリなどの動植物を事前学習。木道整備やトイレに設置された合併処理浄化槽など、湿原を守るためのさまざまな取り組みも学んだ。

   

山の鼻ビジターセンターで事前学習

尾瀬に生息する動物の剥製。

センターの方手作りの展示物。

実際に触れて初めて知る学び。

尾瀬の公衆トイレはその環境を守るために重要な役割を果たしています。すべてのトイレに合併処理浄化槽を設置し、汚水を直接湿原へ流さない配慮をしています。浄化槽に貯められた汚水は微生物によって分解され、浄化後は近隣の河川や、パイプラインで域外へ放流されます。トイレットペーパーなどの固形物は、脱水・乾燥をし、ヘリコプターで尾瀬外へ搬出しています。

子どもたちへの環境教育や尾瀬を訪れた皆様の環境保全への理解を深めて頂くため、ビジターセンターの館内には様々な展示物が用意されています。 そのほとんどはセンターの方の手作り。参加者のみなさんの学びに大きく役立ったようです。

尾瀬ヶ原の大パノラマに感動

いよいよ尾瀬ケ原へ。川上川の拠水林を抜けると、心地よい風とともに、目の前に尾瀬ケ原の 大パノラマが広がった。  坂田友希さん(11)=館林市=は、「尾瀬学校(※)は春だったけど、季節によって 見られる景色や草花が違う。ますます尾瀬が好きになった」とにっこり。父の哲 男さん(45)は、「娘の話を聞くうち、一度行ってみたいと家族4人で参加。多く の方のおかげで尾瀬の多様で美しい自然が守られていること
がわかった」としみじみ語った。

実際に肌で感じ、自分の目で見ることで初めて感じることが出来る尾瀬の魅力や大切さ。
参加者のみなさんも大いにその魅力を味わえたようでした。

燧ケ岳(ひうちがたけ)を背に尾瀬の魅力を味わう参加者

子どもたちも尾瀬の植生に興味津々

「木道は入山者に歩きやすくというためだけではありません。湿原の踏み荒らしを防ぎ、植生の保護をするためには必要不可欠なのです。」と笹原さんに教わった木道の全長はなんと65km。尾瀬の多様で原生的な美しい自然と湿地を中心とする生態系を保全するために、定期的な整備を行っています。

珍しい動植物と出会う

この日は入山者が多く、牛首分岐までは行けなかったが、景色のいい場所でお弁当を食べるなど2時間ほど尾瀬ケ原を散策。木道脇のヤチヤナギの香りを楽しんだり、池塘(湿原にできた池沼)では、アカハライモリやハッチョウトンボなどを発見した。ガイドの児玉悦子さん(60)は、「植物研究見本園では、池塘に咲くオゼコウホネとヒツジグサの見分け方も観察できた。 この貴重な自然の宝庫・尾瀬をみんなで守っていきたいと思う」と語りかけた。

池塘に咲く花を発見!

池塘に白い花を咲かせるヒツジグサ

自然の中で食べるお弁当はおいしい

モリアオガエルも卵を産み落とす池塘。ここは生物にとっての貴重な場所です。参加者のみなさんも感激された様子。

学んだこと、伝えたい

そろそろ鳩待峠に向け出発。積極的にガイドに質問し、環境への興味を深めた野崎天資君(10)=吉岡町=は、「来年の尾瀬学校で今日学んだことをみんなに教えてあげたい」と大張りきり。父の大さん(36)は、「写真や映像で何度も見てきた尾瀬だが、実際に来なければわからない美しさがあった」と感激していた。
 標高差200mの山道を登り、午後4時ごろ、鳩待峠に到着。閉会式で中西勅裕支社長は、「天候に恵まれ、最高のツアーになった。皆さんは尾瀬の伝道師。ぜひ、尾瀬のすばらしさを伝えてほしい」と笑顔で話した。

鳩待峠に到着!ハイタッチで喜びあう

アサヒビール群馬支社 中西勅裕支社長

自然保全の大切さを学んだ参加者

「私たち尾瀬環境保護財団も尾瀬の保護活動を通じて、日常の環境教育のめばえになればと考え、活動しています。」と前回の取材で語ってくださった笹原さん。今回のツアーが環境教育のめばえにつながれば幸です。