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自然豊かな尾瀬を堪能

中西
アサヒビール群馬支社支社長 中西
笹原所長
尾瀬ビジターセンター所長 笹原宗利さん

中西(以下、中):今日はお世話になります。よろしくお願いいたします。

笹原所長(以下、笹):こちらこそお願いします。水芭蕉も終わり、一段落して少し閑散とはしていますが、自然豊かな尾瀬を堪能していただけたら嬉しいです。今はワタスゲが綿毛の状態になり、尾瀬ヶ原に出たところでは群落が真っ白できれいですよ。

中:ここにもちらほら見えます。本当にきれいですね。今年は色々天候不順もありましたが、尾瀬はいかがでしたか。

わたすげ
綿毛の状態になったワタスゲ

笹:尾瀬は比較的安定していましたね。新潟方面は雪が多かったようですが、尾瀬は割と少なかったです。大霜が下りると水芭蕉が焼けるのを心配しましたが…。

中:雪焼けしてしまうということですね。

笹:はい。マイナス10度くらいまで下がると、黒くなってしまうのです。ですが今年は順調に暖かくなってくれたので綺麗に咲きました。

中:水芭蕉は5月末から6月中旬が時期ですよね。1週間前はきれいでしたでしょうね。

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尾瀬の環境保全を
守るために

中:弊社も『うまい!を明日へ!プロジェクト』としてスーパードライ1本につき1円を尾瀬の環境保全活動にお役立ちいただくため2009年から取り組んでおります。
 今年もまた尾瀬の環境保全活動を応援させていただきたいと思っております。

笹:アサヒビールのこうした取り組みを大変ありがたく思っております。

中:ご活用いただければ幸いです。

対談

笹:尾瀬の環境保全活動には、いろいろな資金が必要になってきます。例えば、木道の整備です。木道は入山者に歩きやすくというためだけではありません。湿原の踏み荒らしを防ぎ、植生の保護をするためには必要不可欠なのです。昨年の集中豪雨では、一部木道が被害にあいましたが、緊急整備を行い環境保全の維持に努めました。
 また、尾瀬の公衆トイレもその環境を守るために重要な役割を果たしています。すべてのトイレに合併処理浄化槽を設置し、汚水を直接湿原へ流さない配慮をしています。浄化槽に貯められた汚水は微生物によって分解され、浄化後は近隣の河川や、パイプラインで域外へ放流されます。トイレットペーパーなどの固形物は、脱水・乾燥をし、ヘリコプターで尾瀬外へ搬出しています。
 それから、子どもたちへの環境教育や尾瀬を訪れた皆様の環境保全への理解を深めて頂くため、ビジターセンターの館内に様々な展示物を用意しています。
 こういった尾瀬特有の植生保護等に大きな資金がかかってしまうのです。

展示1
展示2
ビジターセンター内の展示物
実際に触れて学べる

中:尾瀬は、群馬県が誇る大自然、日本においては環境保護活動の象徴でもあります。その尾瀬を長く守っていかなければならないと私自身思っております。

笹:尾瀬の多様で原生的な美しい自然と湿地を中心とする生態系を保全するため、私どもも日々取り組んでおります。

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肌で感じていただくのが一番

中:弊社では「親子で環境保全活動について考えよう!」をテーマに「親子で行こう!!体験エコツアー」を2009年より開催してまいりました。本年は7月25日(水)に「親子で行こう!!尾瀬体験エコツアー」を開催します。当日は、尾瀬保護財団スタッフ、植生ガイド、一般参加者、その他スタッフ含め総勢100名に上ります。
 ツアー帰宅後の日常生活でも出来る、環境保全への意識向上へもつながれば嬉しいです。

笹:そうですね。私たち尾瀬環境保護財団も尾瀬の保護活動を通じて、日常の環境教育のめばえになればと考え、活動しています。エコツアー当日は環境保全に関する解説やご案内などお力添えできればと思います。やっぱり見ていただかないと良さも悪さも分かりませんし、肌で感じていただくのが一番ですね。

中:おっしゃる通りです。本日もいろいろとご説明等ありがとうございます。本当に素晴らしい自然を体験させていただきました。

笹:7月中旬ごろまでは今度はニッコウキスゲの見ごろになります。8月になると尾瀬はもう秋になります。

中:尾瀬の夏は短いですよね。短い期間の中でたくさんの植物が芽吹くのですね。

笹:主だったものは200から300種類くらいですが、登山道では見られないものや、小さな植物も合わせれば800から900種類くらいはありますからね。

花
花
花
花
写真は取材時に見られた植物

中:本当に大勢の方にお越しいただいて、尾瀬の自然を感じてもらいそれを守るための意識につなげてもらいたいですね。

笹:はい。来ていただかなければ本当の素晴らしさや、大切さも感じてもらえないですしね。できれば宿泊いただいて朝の尾瀬も体感していただきたいです。朝靄(あさもや)が出る日は大抵晴れになるのですが、そういったことも実際に発見していただきたいですね。

中:私も今晩尾瀬に宿泊いたしますので、明日の朝はぜひそういったことを体感したいと思います。

笹:それから実は雨の日もいいですよ。晴れの日とは違って植物も生き生きしますし、カエルやサンショウウオ、イモリなんかもみられます。見る方は少し大変ですけど。

中:今、政治経済など元気がないですがこういった自然の草花や生物の元気を、尾瀬にお越しいただいてぜひ持ち帰っていただきたいですね。

説明
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魅力ある尾瀬を
保ち続けたいとの
願いを込めて

笹:関西、九州方面の方は尾瀬に憧れというのがあり結構お越しいただくのですが、地元の方の利用がなかなか少ないのですね。

中:そうなのですか。尾瀬は木道が整備されていて歩くのにもいいですし、群馬の方にぜひもっといらしてほしいですよね。先ほど木道の整備に資金がかかるというお話がありましたが、長さはどのくらいあるのですか。

笹:はい。全長が65kmくらいあるので整備もなかなか大変なんです。

木道
整備された木道は全長なんと約65km

中:環境保全の考えから防腐剤も使えないでしょうし、木道を維持管理するのは骨の折れることと思います。でもそのお陰で、こんなにも美しい自然を、自分の足や目で感じられる環境が守られているわけですよね。

笹:多くの方に何度も足を運んでいただきたいですから。

中:私も、尾瀬の自然のすばらしさ環境保全の大切さについて本日改めて感じました。笹原さん本日は誠にありがとうございました。

笹:こちらこそありがとうございました。

ありがとうございました

さまざまな生命が共存する尾瀬。肌で風を感じ、耳で鳥や植物や水の音を聞き、目で動植物の姿を見る。自身の五感をすべて使って感じる自然はとても偉大でした。そして長く後世に残していきたい、守っていきたい場所です。普段の生活から少しだけ離れることのできる尾瀬は、何度も訪れたくなる魅力がたくさんあります。ぜひこの自然を多くの方に体感していただけたら。そんな風に感じる取材でした。

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取材こぼれ話アレコレ

ズミ

ズミ(酸実)…リンゴのような実がなります。
その名前の通りその実は酸っぱいそう。

水芭蕉

5月末から6月中旬が見ごろの水芭蕉。残念ながらシーズンは
終わっていましたが、私たちは花を見つけることが出来ました。

アカシボ

アカシボ…雪解けが進み地面が現れる数日前に起こる現象。
正体や発生のメカニズムは分かっていないがプランクトンの一種や、
鉄などの鉱物が溶けだしたものとされてます。

池塘

池塘(ちとう)の周りにて。
ここは生物にとっての貴重な池であり、モリアオガエルも卵を産み落とします。

ホワイトボード

尾瀬山の鼻ビジターセンターにあるこちらのマップは
職員の方が毎日書き加える。
その日のタイムリーな情報がいっぱい。

オコジョ

オコジョを発見した方に送られる発見証。
筆者や社員は出会えなかったがこの日も小学生の発見者がいたとのことでした。