
約800種類の地ビールがあるといわれるビール王国、ベルギー。ぶどうが育たずワインができない土地だからこそ、麦芽を原料にスパイスやフルーツを加えた個性豊かなビールが生まれました。それぞれの銘柄には、その味わいを楽しむのに最適なオリジナルグラスがあり、コースターまで決められています。歴史、醸造法、飲み方など、一本一本に込められた物語を楽しむのもベルギービールの醍醐味といえるかもしれません。
現在、世界のビールの主流は、ラガータイプ。そのラガータイプのビールが生まれたのが、15世紀のミュンヘンでした。16世紀には「ビールの原料は麦とホップと水しか使用してはいけない」という「ビール純粋令」が発令され、500年たった今も守られています。
イギリスを代表するビールといえば、「エール」と呼ばれる上面発酵のビール。下面発酵のラガータイプと比べると、コクが深く、しっかりとした味わいが特徴。個性的な風味があり、飲むほどに好きになるビールともいわれています。
ビールは醸造法によって、大きく2つに分けることができます。それは、上面発酵と下面発酵。上面発酵は古くから伝わる醸造法で、発酵によって酵母が上面に浮くことから、このように呼ばれ、豊かな香りと味わいが醸し出されます。多くのベルギービールや、イギリスのエールがこちらのタイプ。下面発酵のビールは、ラガータイプともいわれ、ドイツで生まれたこのビールは、19世紀に入って一気に世界中に広がりました。キレがよく爽快な飲み口が魅力。日本も、中国も、ほとんどがこの下面発酵のビールです。
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