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ビールには長い歴史があり、国や地方によってさまざまな個性があります。ビールは使用する酵母によって「上面発酵ビール」と「下面発酵ビール」の2つに大別され、さらにビールの色によって、淡色ビール、中濃色ビール、濃色ビールに分けられます。日本をはじめ世界各国のビールの主流になっているのは下面発酵ビールです。
《上面発酵ビール》
発酵中に酵母が泡とともに液面に浮上する、上面酵母を使用します。15〜25℃と比較的高い温度で発酵を行います。
《下面発酵ビール》
発酵が進むにつれて酵母が発酵槽の底に沈む下面酵母を使用します。発酵温度は8〜12℃と低めで、低温で貯蔵し、じっくり熟成させます。
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酵母別
色 別 |
上面発酵ビール |
下面発酵ビール |
| 淡色ビール |
ペールエール(イギリス)
ケルシュ(ドイツ) |
ピルゼン(チェコ)
ドルトムント(ドイツ) |
| 中濃色ビール |
アルト(ドイツ) |
ウィーン(オーストリア) |
| 濃色ビール |
スタウト(アイルランド)
ポーター(イギリス) |
ミュンヘン(ドイツ) |
※但し、弊社のバスペールエールは中濃色ビールです。 |
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ピルゼン
世界中にもっとも普及している淡い黄金色のビールで、ホップのきいた爽快な香味に特長があります。チェコのピルゼンの市民醸造所で1842年以来つくられているピルスナ−ウルケル
Pilsner Urquell がオリジナルです。日本で最も多く飲まれている淡色ビールは、このピルゼンタイプに属します。「アサヒスーパードライ」はこのピルゼンタイプのビールです。
黒ビール
日本で黒ビールといえば「ミュンヘンビール (19世紀後半・ドイツ生まれ)」のことです。黒ビールは色の濃いミュンヘン麦芽、クリスタル麦芽、黒麦芽を使用し、ホップを少なめにして硬水でつくります。麦芽の香ばしい香り、味はまろやかで苦味が少なくやや甘味があるのが特長です。
エール
イギリス、アイルランドのビール。やや濃色で苦味が強く、根強いファンに支持されています。ペールエールやビターエールはこのエールの一種です。
スタウト
アイルランド、イギリスの伝統的ビール。クリスタル麦芽、黒麦芽のほか発酵度を高める副原料として砂糖も使い、黒ビールよりさらに色が濃く、アルコール分や苦味が強く特有の芳香と酸味があるのが特長です。ちなみにスタウトとは「強い」という意味です。
その他のビール
世界各地には多彩なビールがあります。ロンドンの荷役夫(ポーター)に好まれた「ポーター」、ミュンヘンビールに次ぐ伝統がある琥珀色の「ウィーン」、大麦の他にも小麦、乳酸菌を使ったドイツの「ベルリナーワイスビール」、下面発酵、アルコール分6%以上の北ドイツ発祥の「ボック」や、さらにアルコール分が7.5〜13%と強い「ドッペルボック」、濃色で苦味の強い「アルト」、ベルギー・ブリュッセル周辺の野生酵母で自然発酵させた「ランビック」などが有名です。
生ビール
生ビールとは熱処理していないビールのことです。熱処理はビールが微生物によって変敗するのを防ぐために行うのですが、今日、ビール製造工程全般にわたっての微生物管理とビールろ過技術の向上により、日本では非熱処理の生ビールが主流となっています。ちなみにドラフトビールのドラフト(draft)とは「樽からビールをひき出す」という意味で、樽には一般に生ビールが入っていたことから日本では生ビールと同義語で使われるようになりました。
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