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[カンパネラ]ビジネスパーソンにひらめきの鐘を

カンパネラとは

ビジネス書では語られない「職場人間学」

【職場人間学II】「決めるのは落ち着いてから」の罠 第1章:リーダーに必要な素質とは?その2

文:田代真人 写真:石塚龍彦

02.18.2016

大事なことは「決定を先延ばししない」

「保田くん、メールの返信もそうだけど、僕らリーダーになればなるほど、決定することが増えてくるだろ。でも、たとえ決定することが増えたとしても1日の長さが変わるわけじゃなく、やっぱり24時間のままなんだよ。だったら決定する時間を短くするしかないよね?」

「たしかにおっしゃるとおりですけど……それってどうすれば?」

「さっきのメールの返信と同じじゃないの?」

「優子ちゃん、そのとおり。まずは意識するしかないよ。とにかく決めるんだよ。その場でね。決めることを先延ばしにしない」

「最近のメールアプリでは、先送りにできる設定がついているものもあるけど、あれって、結局、処理しないかぎりメールが溜まっていくだけなんですよね。私も最初、便利そう、ってインストールしてみたけど、同じじゃん! という結論に達して削除したわ」

「そうなんだよね。結局返信しないかぎり終わらないから、同じことなんだよね」

「山内さん、決めるときって、やっぱり『えいやっ』って勘で決めるんですか?」

「最後はね。でもそれ以前にそれなりに考えてはいるけどね」

「例えば、なにか決めるときにAにするかBにするかって、迷うとするじゃないですか。それもばしっと決めるんですか、どちらかに」

「うまい決め方」にはコツがある

「いや、やっぱり考えるよ。まず、AとBしか選択肢がないのかどうか。Cはないのか? と選択肢が広げられないかを考えてみる。それが無理なら、AとBではなく“AもBも”と考えられないか? そう考えるとなにが問題なのか、とか、そんな感じに考えるね」

「Cまで考えてしまうと、いったん絞り込んだ選択肢をまた広げることになって、担当者はやる気がなくなるんじゃないですか?」

「うん。だからもちろん担当者によって対応は変えるし、じきに担当者も僕との付き合い方がわかってくるので、いま言ったようなことをあらかじめ自分で考えてくるようになるよね。そうなればこっちのもので、その担当者の案件は、確認だけで済むようになる。そうすれば決定が短時間になる」

「それは、最初に言っていた、部下に選択肢をいくつか提示するように教える、ってやつの延長線上にあることですよね?」

「そうそう。その続き。あとね、その決定すべき問題にマイルストーンを設定することも大切なことなんだ」

テーブルには『サーモンと香草のカルパッチョ』。新鮮な刺身はサーモンだけではなく盛りだくさん。思わずお酒も進むが、今夜は飲み放題コースも付けたので遠慮なく注文できる。刺身なら日本酒だが、カルパッチョであれば白ワインもいい。吉野は梅酒で味わっている。

「マイルストーンって、途中途中に進み具合を確認するってことですか?」

「普通はそうだよね。でも、重要なことを決定したときは、経過を細かく確認してその成果と可能性を見極めなきゃいけないんだよ。つまり、会社は際限なくリスクを取れるわけじゃない。であれば、どこまでなら大丈夫なのか。株でいう“損切り”するポイントを決めておかなきゃならない。

そのうえで経過を確認することが大事なんだよね。予定通りに進まなかったら、進むべき方向を変えるか、やめてしまうのかって判断をしなきゃいけない」

こちらのコンテンツは日経BP社とアサヒビールの共同運営メディア「カンパネラ」より転載しております。

転載元URL:http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/012800012/021200002/

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