• はい
  • いいえ

アサヒビール トップ > ファン!アサヒ 
  • はい
  • いいえ

[カンパネラ]ビジネスパーソンにひらめきの鐘を

カンパネラとは

ビジネス書では語られない「職場人間学」

【職場人間学II】「決めるのは落ち着いてから」の罠 第1章:リーダーに必要な素質とは?その2

文:田代真人 写真:石塚龍彦

02.18.2016

職場の悩みは酒場で解決できる。今宵も様々な職場から、仕事を終えたビジネスパーソンたちが集まってくる。悩む新米リーダーの32歳男性係長に、ベンチャー企業の社長は「決断」と「決定」の違いを説く。彼が語るリーダーの素質とは……?

前回からの続き≫

最近、大手総合電機メーカー・ソラー電機の法人営業部・第一営業課課長に就任した保田(やすだ)幸一。今夜は久しぶりにゼミの先輩だった山内哲也と彼女の吉野優子、3人で銀座にオープンしたばかりのレストランでのディナーだ。

吉野のOLらしい嗅覚で選んだレストランは、ランチではとくに近隣のOLや銀座に買い物に来た“マダム”たちでいっぱいになるらしい。ディナーでのコースメニューも、全国から食材を選んでつくった、いかにも女性が好みそうな料理が並ぶ。ただ、メニューを眺めていた山内が別にコース以外の『鴨ロースとささみのたたき』を注文していたらしい。美味しそうな肉料理が運ばれてくる。

「山内さん、さっき失敗する確率を下げるようにするって、言ってましたけど。どうやるとそんなことができるんですか? 僕なんか、最終的にどうしようか迷ってしまって……」

「迷ってどうするの?」山内が訊く。

「スタッフに、ちょっと考えさせてくれと、言って考えますね」

「それって、すぐにその場で?」

「いえ、ほかの仕事もあるので、一段落ついてゆっくりと、という感じですかね?」

「そりゃダメだな。そんなことじゃ次から次に来る案件を決定できないんじゃない?」

「いちおう、昼間の忙しい時間が終わったあとに考えるようにしているんですけど」

「いまはそれでいいかもしれないけど、仕事なんて次から次に来るからその場で判断しなきゃ、追いつかないんじゃないの? 夜、宴席が入るなどすれば明日になっちゃうしね」

「そうなんですよね。だから翌日に持ち越すこともありますね」

「そういえば保田くんってメールの返信遅いよね」と、保田の返事に横から吉野が反応する。

「あ、うん、いっぱい来るからさ。いちいち反応できないよね。読むことは読むんだけど」

「私の会社ってWebが専門だから、とにかくほとんどのやりとりはメールなんだけど、すぐに返事しないと未返信メールが溜まっていくので、社長からも入社した直後に“メールにはすぐに返信すること”って言われたくらい」

「吉野さん、それはそのとおり。僕もすぐに返信することにしている。もちろんなかには『ありがとうございます。のちほど改めてお返事します』というように受領確認だけのメールもあるけどね。ほうっておくと送信できているのかどうか、先方も心配するからね」

「山内さんも、返信早いですよね。そういえば優子ちゃんも。そうなんだ、意識してやっているんだ。考えたことなかったなぁ」

保田は鴨肉に合わせて赤ワインを飲んでいる。この店のハウスワインは山形産だという。聞けば、山形県では明治時代からワインが製造されていたらしく、日本では山梨県、長野県に次ぐ規模だとか。なかでもこの店で供される赤ワインは『高畠ルージュ』。山形県高畠町で栽培されているマスカット・ベリーA種から作られたもので、フルーティでまろやかな味わいが特徴だ。

こちらのコンテンツは日経BP社とアサヒビールの共同運営メディア「カンパネラ」より転載しております。

転載元URL:http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/012800012/021200002/

すべては、お客様の「うまい」のために

お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒。のんだあとはリサイクル。