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[カンパネラ]ビジネスパーソンにひらめきの鐘を

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ビジネス書では語られない「職場人間学」

【職場人間学II】「決断」と「決定」は大きく違う 第1章:リーダーに必要な素質とは?その1

文:田代真人 写真:石塚龍彦

02.04.2016

「決定」はマネジャーの仕事、「決断」は社長の仕事

「まぁ、そんなものだよね、普通は。でもその都度、解決案をリーダーである保田くんが考えていたら、そりゃ大変だ。だから、部下には、まず自分で考えて、選択肢をいくつか提示するように教える。

その選択肢のなかから部下自身がそれでいいかどうかを決めて、保田くんに提案するようにしたらいいと思うよ。そうじゃないと、部下は『上司がいつも決めてくれる』って思って考えることをやめてしまうからね」

「そうですね。でもそれら選択肢にしても、確信を持って決められるものもあれば、そうではなく、自分でも迷うってことありませんか? 山内さんは社長として、それでもいつも決定しているんですか?

「そうだなぁ。そういうときでも決めないと前に進めないからね。決断してるかな」

「あれ? 決断って……それって決定とは違うんですか?」

「優子ちゃん、さすがだね。そう。決定ではなく決断。社長だと、多くの材料から判断して単にものごとを決めるという感じの決定というよりも、より大きな、会社の業績に直接左右するようなことが多いんだよ。しかもそういうのに限って材料がそろっていない。期限も決められている。だから『エイヤッ!』と決断していく。自分を信じてね」

「さすが山内さんだなぁ、そうじゃなきゃ会社の社長なんてやってられないですよね。でも失敗することもありませんか?」

「そりゃあるさ。そのときはもう反省あるのみ」

「僕なんかちっちゃな所帯のリーダーだけど、そう考えると社長のストレスは大変なものですね」

「保田くん、そんなことは当たり前だよ。でもストレスに押しつぶされないようにしてるからね。ストレスを楽しむっていうと誤解されるかもしれないけど、そんな感じ。それでいて、失敗する確率を下げるように自分を鍛えるしかないね」

テーブルには野菜サラダ。いや、よく見るとほとんどはネギだ。山内が店員に聞くと『九条ネギのサラダ』とのこと。この店のオーナーは京都出身だとか。そうか、だから前菜はおばんざいだったんだな、とみんなで納得。でもさっきは北海道のポテトだったけどな……。とにかく3人は九条ネギをつまみに話を続ける。

《決定力:続く》

田代 真人(たしろ・まさと)
編集者・ジャーナリスト。株式会社メディア・ナレッジ、株式会社マイ・カウンセラー代表。(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。駒沢女子大学、桜美林大学非常勤講師。
1986年九州大学機械工学科卒業。その後、朝日新聞社、学習研究社、ダイヤモンド社と活躍の場を変え、ファッション女性誌からビジネス誌まで幅広く取材・編集。2007年メディアプロデュースを専業とする株式会社メディア・ナレッジを創業。同時に株式会社マイ・カウンセラーの代表就任。著書に『電子書籍元年』(インプレスジャパン)、構成作品に『もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら』(日経BP社)がある。

こちらのコンテンツは日経BP社とアサヒビールの共同運営メディア「カンパネラ」より転載しております。

転載元URL:http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/012800012/012800001/

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