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[カンパネラ]ビジネスパーソンにひらめきの鐘を

カンパネラとは

ビジネス書では語られない「職場人間学」

【職場人間学】「遊び道具」が、仕事で活用される時代 進化するデジタル技術…言葉、地域、時間、利用シーンを超越して

文:田代真人 写真:石塚龍彦

01.21.2016

“インド訛り”も、時差も、技術で乗り越えられる

「顧客にとってだけじゃなく企業にとってもいいんだ。例えば、アメリカの企業では、チャットの受け答えをする部署をインドに置く企業がある。というのもアメリカとインドの時差は約12時間だから、英語が使えるインドの人を現地で雇って昼間受け答えをしてもらえれば、アメリカでは深夜対応が可能になって、24時間のサービスを提供することができる。それにインドの英語はインド訛(なま)りがあって聞きにくいというけど、文字を打つチャットでは訛りは関係ないからね。しかも現地の人件費は安いので一石二鳥も三鳥もあるってわけ。

日本ではいま、チャットでのサービス時間は会社の営業時間と同じところが多いんだけど、例えば日本と12時間の時差があるブラジルなどにチャット部門を作れば、アメリカのサービスと同じことができるよね。現地の日本語が使える日系人にお願いするなどしてね。そうすれば24時間のチャットサービスが生まれる」

ネット時代に生きる僕たちは常にその進化を横目に見ながら、現在進行形のサービスがどのようにビジネスに使えるか、を考えなければならない。そして使えるとなれば、どのようなかたちで自社へ導入できるかの考察も必要だ。誠に忙しいことではあるが、それは現代社会に生きる我々の宿命ともいえるのだろう。

「僕は会社から言われるがままに、ただ単にITをのんびり使っていたけど世の中は進んでいるんだなぁ。というかITの進化に引っ張られているっていう感じかな!?

でもそれについていき、それ以上にその道具を使いこなすことができて、初めて“できるビジネスマン”の仲間入りができるってわけか」

「だね。でも結局は仕事をこなす、というか、営業であればITを使うことが仕事ではなく、端的に言えば“稼ぐこと”が仕事だから、ITの力で稼ぐことにつなげてこそ、使いこなしたっていえるよね」

「なんかわからないことがまだまだいっぱいだけど、挑戦してみるよ。わからないときは教えてくれよな、田代。LINEですぐに連絡するから」

やれやれ……。苦笑しながら、僕は渇いた喉にジン・ソーダをいただく。ライム果汁を落としたジン・リッキーもいいのだが、ジン本来の香りを楽しむために単にジンのソーダ割りを頼む。旧友との親交を深めた今宵、もちろんLINE談義以外でも話は尽きない。心地よい酔いが全身をおおっている。

《大町編・了》

田代 真人(たしろ・まさと)
編集者・ジャーナリスト。株式会社メディア・ナレッジ、株式会社マイ・カウンセラー代表。(社)日本産業カウンセラー協会認定産業カウンセラー。駒沢女子大学、桜美林大学非常勤講師。
1986年九州大学機械工学科卒業。その後、朝日新聞社、学習研究社、ダイヤモンド社と活躍の場を変え、ファッション女性誌からビジネス誌まで幅広く取材・編集。2007年メディアプロデュースを専業とする株式会社メディア・ナレッジを創業。同時に株式会社マイ・カウンセラーの代表就任。著書に『電子書籍元年』(インプレスジャパン)、構成作品に『もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら』(日経BP社)がある。

こちらのコンテンツは日経BP社とアサヒビールの共同運営メディア「カンパネラ」より転載しております。

転載元URL:http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/272043/011300014/

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