• はい
  • いいえ

アサヒビール トップ > ファン!アサヒ 
  • はい
  • いいえ

[カンパネラ]ビジネスパーソンにひらめきの鐘を

カンパネラとは

ビジネス書では語られない「職場人間学」

【職場人間学】LINEの既読スルーに怒る本部長、戸惑う部下 メールに電話にLINEに…混乱するコミュニケーションのマナー

文:田代真人 写真:石塚龍彦

01.07.2016

職場の問題は酒場で解決できると信じるコンサルタント・田代真人氏。相談相手は、印刷会社で働く営業マン。メールに電話にLINEにと、複雑化するツールのマナーに混乱している様子だが…?

あらゆる問題は酒場で解決できる。30年以上のビジネス生活で得た実感だ。別に酒に強いわけでもない。ただ酒場のあの雰囲気は人を楽観的にする。一人で飲んでもいいが、二人酒もまたいい。

僕の仕事はコンサルティング。ありがたいことに営業することなく、さまざまな業種からお仕事の依頼をいただく。しかし悩みの種は、というほどの悩みでもないが、産業カウンセラーの資格を持っているので、経営者や部課長はもとより新入社員からも相談されることが多い。実は本業よりもこちらに取られる時間が多いのだ。

中学のときの同級生、大手の印刷会社の福岡支店で営業をしている大町隆と久しぶりに会ってジンギスカンをつまみにLINEの話で盛り上がっている。いや、ジンギスカンはつまみと言うより“ワシワシ喰らう”という表現のほうがあっているかもしれない。この店はモヤシおかわり自由なので、肉1にモヤシ3くらいの分量で僕らは喰らっている。

既読なのに返信せず→本部長怒る

「大町はLINEを仕事以外では使ってないの?」

「そうだね。子どももまだ小さいからスマホは使わないしね。カミさんとは携帯メールで事足りているし」

「子どもたちの間ではLINEが原因でいじめ問題も起こってるしなぁ。“既読スルー”なんて言われてね」

「なにそれ?」

「LINEって、送った相手がメッセージを開くと“既読”ってマークが付くじゃない。その返事をしないと、私のメッセージを無視したってことでいじめの原因になるんだって」

「あーわかるなぁ。というのも、ウチの本部長も最初は自分が部下に送ったメッセージは連絡だけだったから、読んだことがわかる“既読マーク”の人数を確認してたんだよね。でもグループ内の人数全員が即座に読んだのであればいいけど、そうでなければLINEはだれが読んで、だれが読んでないかわからないじゃない。

だからあるとき『読んだ人は返信してください!』とちょっとイライラしたメッセージが入って、結局、ウチの部署10名全員が本部長のメッセージにはすぐに『了解しました!』って返信するようになったんだよね」

「まぁ、いいんじゃないの。LINEを仕事に使うからには仕方ないよね」

そんな僕らの目の前に運ばれてきたのは『生ラムタン』。タンといえば仙台の牛タンが有名だ。その他、豚タンも食べたことはある。しかし羊のタンは初めてだ。豚タンは、焼とん屋さんで串焼きというイメージだから、このラムタンの見かけは牛タンに近い。

さくっと焼いて食べるのだが、これがこんなにも美味だとは! 臭みもなく食べ応えがある。LINEの話もさることながら、僕らはその合間に「旨い旨い」と各々がつぶやきながら、ラムタンを口に入れる。

「でも、そうも言えないんだよ。というのが、既読して返信しないと本部長が怒るわけでしょ。でもメッセージを開けた瞬間に本部長には“既読マーク”が付く。だとすると、あとからゆっくり読もうと思っても、すでに“既読”なわけだから、そのタイミングから本部長は返信を待つモードに入るわけだよ」

「となると、返信が来るまで『なんで既読なのに返信しないんだよ』という気持ちが芽生えてもおかしくないよね。それはまさしく“既読スルー状態”」

「そうそう。だから、みんなメッセージが届くと真っ先に開いて『了解しました!』をメッセージを打つようになったんだよ」

「そりゃ本部長も満足だね」

「そうなんだけど、あるとき事件が起こってね」

「なになに?」

こちらのコンテンツは日経BP社とアサヒビールの共同運営メディア「カンパネラ」より転載しております。

転載元URL:http://business.nikkeibp.co.jp/atclcmp/15/272043/121100012/

すべては、お客様の「うまい」のために

お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒。のんだあとはリサイクル。