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国・産地

カリフォルニアワインを極める

日本で親しまれるようになってまだまだ日の浅い感があるカリフォルニアワイン。しかしその新しさのおかげで、逆にマナーを意識せずに気軽に楽しめるカジュアルなワインとして、人気が定着しつつあります。
アメリカ合衆国はワインの年間生産量が世界第4位。そして、その約90%を産み出しているのがカリフォルニアなのです。アメリカ合衆国の西海岸に位置するカリフォルニアは、地中海性気候に恵まれ、ぶどうの栽培面積は約40万ha、ワインの年間生産量は約1788万hlにのぼっています。一方、カリフォルニア以外の生産地としては、オレゴン、ワシントン、ニューヨークなども近年注目を集めています。
カリフォルニアワインの生産地としては主に次の5つのエリアが挙げられ、それぞれに特徴をもっています。
ノースコースト カリフォルニアワインの中心的な銘醸地で、ナパ、ソノマ、メンドシーノ、レイクなどの郡(カウンティ)が有名。特にナパはソノマと並び著名なワイナリーが多く、高級ワインの産地。
セントラルコースト サンフランシスコから南のサンタバーバラまでの太平洋に沿い、太平洋からの霧などの影響を受ける海岸地域と、内陸の温暖で比較的乾燥しがちな地域に分けられる。特に高級リゾート地として有名なモントレー、サンフランシスコに隣接するアラメダなどが主な産地で、個性豊かなワインを生産している。
セントラルヴァレー 内陸部に広がるカリフォルニア最大のワイン生産地。恵まれた気候風土のもと、日常用のテーブルワインやバルクワイン(大量に生産されるブレンド用のワイン)を生産している。
サウスコースト 南カリフォルニアのサンディエゴ、ロサンジェルス周辺の地域で、アメリカワインの中でも歴史があり、最初にワイン造りが伝えられた。中心的な生産地はロサンジェルスで、日常用のテーブルワインが主体。
シエラ・ネバダ山麓 19世紀の中ごろ、ゴールドラッシュの中心地であったネバダ周辺の地域。アメリカ独自のぶどう品種であるジンファンデルの生産地として有名。「ホワイト・ジンファンデル」は、黒ぶどうを白ワインの製法でピンク色に仕上げて造るブラッシュワイン。
フランスやイタリアなどと比較すると、アメリカのワイン造りの歴史は新しいといえるでしょう。およそ220年前、18世紀の後半に、スペインの宣教師がカリフォルニアでぶどうの栽培を始め、ミサ用にワインを造ったのが始まりといわれています。19世紀の半ばには、ゴールドラッシュに合わせて北部カリフォルニアを中心にぶどう栽培が拡大。その後、内陸部が安価な大量生産ワインの供給地として成長しました。しかし、19世紀終わりにフィロキセラの被害を受け、さらには1920年から13年間続いた禁酒法によって、カリフォルニアワインの生産は一時絶たれることになってしまいます。
禁酒法が解かれた後、カリフォルニアワインの生産は復活されることになりますが、その際に主に手がけられたのはシャブリやバーガンディーの名で売られる安価なブレンドワインで、今日のように品種表示のされるヴァラエタルワインが一般的になったのは1970年代になってからのこと。しかし、その後の科学的に研究された栽培法や醸造法による品質の向上には目を見張るものがあり、今や本場フランスのワインに勝るとも劣らないワインも生産されるようになっています。このような歴史を歩んだカリフォルニアワインだからこそ、テーブルワインから銘醸ワインに並ぶ高品質のものまでと多岐にわたっており、幅広い楽しみ方のできるワインとして親しまれているのです。

カリフォルニアのワイン法は1976年に制定、1983年に改定され、同時にA.V.A(American Viticultural Areas)の制度が設けられました。これにより、カリフォルニアワインは次の3つに分類されています。

●ジェネリックワイン

数種類のぶどうをブレンドした日常消費用ワイン。ラベルにレッドワイン、ホワイトワイン、ロゼワイン、ブラッシュワインなどの色調を表示したワインと、ブルゴーニュやシャブリといったヨーロッパの産地名が表示されたワインの2種類がある。後者の場合はぶどう品種についての制限はなく、その産地の味のタイプを基準にしてつくられ、国内消費に向けられている。

●ヴァラエタルワイン

ラベルにぶどうの品種を表示したワイン。単一品種を75%以上使用していることが最低条件。また、必ず併記される産地名も、州名の場合は100%、郡名は75%、AVA(ワイン指定栽培地域)名は85%以上の使用量がなければ記載できない。ヴァラエタルワインの表示については次のような規定がある。

産地名表示 州名 州内で収穫されたぶどうを75%以上使用した場合に表示できる(ただしカリフォルニア州では100%)。
郡名
(County)
郡内で収穫されたぶどうを75%以上使用した場合に表示できる。
AVA
(American Viticultural Areas)
政府公認のワイン指定栽培地域内(アメリカ全土で133カ所以上)で収穫されたぶどうを、85%以上 使用した場合に地域名を表示できる。
畑名
(ヴィンヤード)
同一畑内で収穫されたぶどうを95%以上使用した場合に表示できる。
品種名表示 表示されたぶどう品種を75%以上使用した場合に表示できる。
収穫年表示 その年に収穫されたぶどうを95%以上使用した場合に表示できる。

●プロプライアタリーワイン

プロプライアタリーとは「所有の」「専有の」といった意味をもち、ワイナリーがぶどう栽培から、醸造、びん詰めまでを行ったブランドワイン。それぞれのワイナリーの特徴がよく表れており、オリジナルのブランド名や生産者名が表示されている。

カリフォルニアワインのぶどう品種は、赤白合わせて55種を超え、そのほとんどがヨーロッパ系の品種。しかしなかにはアメリカ独自の品種「ジンファンデル」などもあります。主に、白ワイン用品種としては、シャルドネ、フレンチ・コロンバール、シュナン・ブラン、赤ワイン用としてはカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、メルロー、ジンファンデルなどが用いられています。

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