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ワインを知る

フォーティファイドワインを極める

フォーティファイドワイン

ワインの醸造工程中に、アルコール度数40度以上、ときには95度のブランデーやアルコールを添加し、全体のアルコール度数を15〜22度程度まで高くして、コクや保存性を高めた酒精強化ワインを指します。

  • ・フォーティファイドワインには、甘口と辛口のものがあり、一般的に甘口はデザート用、辛口はアペリティフ(食前酒)用として飲まれますが、近年では食前、食後に限らず自由な飲み方をされることも多いようです。
  • ・フォーティファイドワインを代表するのは、スペインのシェリー、ポルトガルのポートワイン、そしてマデイラワイン。これらは、世界三大フォーティファイドワインと呼ばれています。

シェリー/スペイン

アルコール度数 <フィノ、マンサニーリャ=15度以上、アモンティリャード=16度以上、オロロソ=17度以上>

イベリア半島最南端に位置するヘレス・デ・ラ・フロンテラを中心とした地域で造られるシェリーはアルコール度数や醸造方法などによりフィノ、マンサニーリャ、アモンティリャード、オロロソなどの種類に分けられます。
熟成したワインの樽に、若いワインを注ぎ足していき、均一した品質のワインに仕上げるソレラシステムという独特の熟成方法によって作られます。

ポート/ポルトガル

アルコール度数 <16.5〜22度>

“ポルトガルの宝石”とも称されるポートワインを産出するD.O.C.ポルトは、1756年に世界で初めての原産地管理法の指定を受けた地域。ドウロ川上流はポートワインの故郷として知られます。発酵途中にアルコール分77%のブランデーを加えて発酵を止める製法で、独特の甘みとコクを生みます。
一般的に、黒ぶどう品種を原料に3年の熟成後出荷されるルビー・ポート、ルビー・ポートをさらに樽成させたトゥニー・ポート、白ぶどう品種を原料に3〜5年熟成させるホワイト・ポートに分類されます。そのほか、公的に定められたものとして、5種類のスペシャルタイプのポートワインがあります。

マデイラ/ポルトガル

アルコール度数 <17〜22度>

マデイラワインは、リスボンから南西に1000km離れた太平洋上に浮かぶマデイラ島で造られることからその名がつきました。17世紀の帆船時代、赤道を越える暑くて長い航海を終えたワインが酸化により特有のフレーヴァーを有するようになったのが、その誕生の由来とされています。ワインの大敵である「酸化」が、偶然にもマデイラに独特の風味をもたらしたというわけです。しかし、そのワインはスティルワインが変質したもので、酒精強化ワインとしてアルコールが加えられるようになったのは18世紀。ジブラルタル海峡を巡る紛争により航路を失ったことから、島での貯蔵を余儀なくされたマデイラの人々は、貯蔵していたワインの一部を蒸溜し、残りのワインに加えることで貯蔵効率と保存性を高めたのです。そして、後にそのワインを味わってみると、ことのほか味わい深いものとなっていました。以来、酒精強化はマデイラワインに欠かせない手法となったのです。

世界三大フォーティファイドワインのほかに、主なものとして、次のワインがあります。

マラガ/スペイン 醸造と熟成が、海岸沿いの都市マラガで行われていたことから、その名をマラガと呼ばれることとなった。ワインのタイプは酒精強化するものと、しないものの2つに大きく分けられる。
マルサラ/イタリア 地中海の中央部にある島シチーリアで造られる。その始まりはイギリス人によって造られたもので、カタッラット種をベースに造られ白ワインが圧倒的に有名。
V.D.N.(天然甘味ワイン)
/フランス
ぶどう果汁の発酵中にアルコールを加え、発酵を停止させることで、天然の糖分をワイン中に留まらせた甘口のワイン。
V.D.L./フランス 未発酵のぶどう果汁にアルコールを添加し、発酵しないようにしたうえで、樽で熟成したもの。
      

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