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アンリ・フェッシ インタビュー

ルイ・ラトゥール7代目当主が語る、ボージョレワインの名門、アンリ・フェッシ。 アンリ・フェッシは1888年、フランス・ボージョレ地区のブルイィに創業しました。2008年より、ルイ・ラトゥール社の傘下となり、さらなる発展を遂げています。その魅力をルイ・ラトゥール7代目当主のルイ・ファブリス・ラトゥール氏に語ってもらいました。

[マップ] ブルゴーニュ州ボージョレ

アンリ・フェッシの話をする前に、まずルイ・ラトゥールについて簡単に教えていただけますか?

我々ルイ・ラトゥールは1797年に、ブルゴーニュの中心地であるコート・ドールに創業しました。以来、200年以上家族経営を守り続けるワイナリーであり、有名な高級白ワイン「コルトン・シャルルマーニュ」を生んだワイナリーとしても知られています。

アンリ・フェッシとルイ・ラトゥールの関係は?

同じブルゴーニュ地方でも、我々ルイ・ラトゥールは中心地のコート・ドールを拠点としています。一方、アンリ・フェッシは南部のボージョレ地区にあります。2008年、我々はアンリ・フェッシを傘下に収めました。

なぜアンリ・フェッシを傘下に収めることにしたのですか?

それは私がボージョレを愛しているからです(笑)。冗談ではないんですよ。プライベートでも頻繁にボージョレを飲むくらい、ボージョレのワインが好きなんです。

それはさておき、我々ルイ・ラトゥール社もこれまでボージョレ地区でいくつかワインを造ってきました。でもそれらはあくまでルイ・ラトゥールスタイルのボージョレです。我々はもっとボージョレらしいボージョレを造りたいと思い、ボージョレで120年以上の歴史を持つアンリ・フェッシを傘下に収めることにしたのです。

では、ボージョレとはどんなワイン生産地なのでしょうか?

ブルゴーニュ地方というのは南北300kmにもおよぶ縦に長いエリアです。ボージョレ地区はその南部に位置しています。ぶどう品種は赤ワイン用のガメイ種。一部で白ワインもつくっていますが、全体の1%にも満たないほどです。ですから、ボージョレはガメイ種を100%使用した赤ワインの産地と考えていただいていいと思います。

ボージョレというと、日本人にとってはボージョレ・ヌーヴォのイメージが強いのですが……。

ボージョレ・ヌーヴォは「新しいボージョレ」という名の通り、ぶどうを収穫したその年の11月に出荷される新酒です。本来はその年の収穫を祝うためのイベント用の新酒です。ですから通常のボージョレワインとは異なるものです。ボージョレは11月だけでなく、一年中楽しめるワインであることを日本の皆さんに知っていただきたいですね。

ボージョレワイン

ルイ・ファブリス・ラトゥール氏

では、ボージョレワインの特長を教えてください。

まずはボージョレ地区で育ったぶどうでつくっていること。すなわちガメイ種を使用していることです。そのガメイ種からくる果実味が最大の特長といえるでしょう。

といっても、ボージョレは多様性に満ちており、いろいろなスタイルのワインが共存しています。40年前まではいわゆるブルゴーニュスタイルと呼ばれるどっしりしたタイプがほとんどでした。30年前からはフレッシュで軽いタイプがひとつのトレンドとなりました。アンリ・フェッシはちょうどその中間くらいのスタイルと考えてください。

アンリ・フェッシのスタイルをもう少し具体的に教えてもらえますか?

まずガメイ種からくる果実味の豊かさが最大の魅力です。カラーは一般のボージョレより濃く、深みを湛えています。ソフトなタンニンがあり、バランスが非常に優れていますね。

またアルコール度数は12%前後と控えめに抑えています。醸造・熟成はできるだけシンプルに行い、ボージョレ地区のそれぞれのテロワールを余すことなく表現することを目指しています。

アンリ・フェッシは“クリュ・デュ・ボージョレのスペシャリスト”と呼ばれています。そもそもクリュ・デュ・ボージョレとはなんですか?

ボージョレ地区の中でも特に優良なクリュ(区画)を意味する、ボージョレワインの上位格付けです。現在は10の村名を冠したクリュ・デュ・ボージョレが存在します。アンリ・フェッシはそのうち9つのクリュに自社畑を保有しています。

一般にボージョレワインは熟成には向かず早飲みしたほうがいい、とされていますが、クリュ・デュ・ボージョレは熟成させても十分にその良さが楽しめる偉大なポテンシャルを秘めているのです。

アンリ・フェッシ

ルイ・ファブリス・ラトゥール氏

アンリ・フェッシはどんなシーンで飲むのがおすすめですか?

デイリーワインとして、毎日食事とともに楽しんでほしいですね。

デイリーワインですか?

ええ、そうです。毎日飲むには少し値段が高いと思われるかもしれませんが、フランスの有名地区のワインで、しかもAOC(原産地呼称)だったら、むしろリーズナブルだと思いますよ。

赤ワインとはいえ、アルコール度数は控えめなので、肉にも魚にも合わせやすいです。日本食であれば、少し冷やして、お寿司やお刺身と合わせると本当においしいんです。私はこれまで30回以上来日して何度も試していますから、そのおいしさは保証します。

	最後に、日本の消費者に一言メッセージを!

ボージョレワインは、ボージョレ・ヌーヴォと違って一年中楽しめるワインだということを、まず多くの日本の方に知っていただきたいですね。それこそパリの若者たちは一年中ボージョレを楽しんでいますよ。暑い夏に冷やして飲むのも、ボージョレらしいスマートな楽しみ方だと思います。

先ほども申し上げましたが、アンリ・フェッシは10のクリュ・デュ・ボージョレのうち9つに自社畑を保有しています。ですから、それぞれのテロワールを表現した幅広いレンジのボージョレワインをお届けできます。アンリ・フェッシを通して、ボージョレワインの豊かさを少しでも多くの方に知っていただけることを願っています。

アンリ・フェッシ インタビュー

「アンリ・フェッシ」ブランドページ

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