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ワインコム インタビュー CALITERRA

チリワインの権威であり大使、エデュアルド・チャドウィック氏が「セーニャ」「アルボレダ」「カリテラ」を語る。長きに渡り、チリワインの大使として世界を巡り、チリワインの品質とイメージの向上に尽力してきたエデュアルド・チャドウィック氏。自らオーナー兼CEOを務める「カリテラ」「アルボレダ」「セーニャ」という3ブランドについて語ってもらいました。エデュアルド・チャドウィック Eduardo Chadwick ヴィーニャ・セーニャ、ヴィーニャ・アルボレダ、ヴィーニャ・カリテラを傘下にもつエラスリス・グループのオーナー兼社長。世界中で活躍するチリワインの大使でもあり、著名な評論家たちからワイン業界で最も影響力のある人物のひとりとして認められています。

2016年9月をもって、セーニャ・アルボレダ・カリテラとアサヒビールが取引を開始してから15年となります。この15年はチャドウィック氏にとってどのようなものでしたか?

まさに“偉大なる成功の15年”でした。アサヒビールと取引をスタートした2000年前後は、チリワインが日本に向けて本格進出を果たした時期。アサヒビールの素晴らしい流通網と品質管理、営業力のおかげで、我々のチリワインは日本で多くのファンを得ることができました。今やアサヒビールは日本におけるチリワインのNo.1サプライヤーとなりました。さらに、チリワイン全体の国別輸出量においても、日本が今ではNo.1です。これからも一緒に成長してきた仲間として、アサヒビールと良好な関係を続けていきたいと望んでいます。

チャドウィック氏

チャドウィック氏

では、チャドウィック氏が手がけるワインブランドのひとつ「カリテラ」について話を聞かせていただけますか?

まず「カリテラ」とは、スペイン語で品質(Calidadカリダード)と大地(Tierraティエラ)という言葉を組み合わせた造語です。その名の通り、「カリテラ」は“大地の品質”を表現するようなワインです。

その大地とは、どんな場所なのでしょうか?

「カリテラ」の本拠地は、首都サンチャゴから南に200kmほど行ったコルチャグア・ヴァレーにあります。近年ではワイン専門誌でも急速に評価が高まっていますが、「カリテラ」はそれ以前からコルチャグア・ヴァレーを拠点としてきました。美しい丘陵地帯が続くコルチャグア・ヴァレーは気候、土壌ともにワインの理想郷。我々はここで赤ワイン用のぶどうを栽培しています。一方、白のソーヴィニヨン・ブランはもう少し北にあるセントラル・ヴァレー、同じく白のシャルドネは海に近いカサブランカ・ヴァレーで育てています。

トリビュートのラベル
カリテラ・トリビュートのラベル(左画像)には、鳥や馬といった動物たち、花や木、ぶどうといった植物が描かれています。“大地の品質”を表現するために最も大切なことは、土地本来の美しい自然を守ること。化学肥料を使用しないことはもちろんですが、土着の植物を植栽したり、野生馬を放牧したりと、サスティナブル(持続可能)な環境づくりを積極的に行っています。

「カリテラ」と、他のチリワインとの違いは何ですか?

ぶどう品種ごとのピュアリティ(純粋性)です。例えば「カリテラ」のカベルネ・ソーヴィニヨンは、いかにもカベルネ・ソーヴィニヨンらしいカシスの風味があります。シャルドネなら、いかにもシャルドネらしいフローラルな果実味があります。ぶどうが持つ特性をそのままピュアに表現することが、“大地の品質”を表現することに繋がると考えています。

そんな「カリテラ」を飲むお勧めのシーンはありますか?

少し難しいことばかり話してきましたが(笑)、「カリテラ」は本来カジュアルでフレンドリーな“楽しい”ワインです。料理との相性など細かいことは気にせずに、家族や親しい友人たちと楽しく飲んでください。

続いて「アルボレダ」について話を聞かせていただけますか?

まずは「アルボレダ」のラベルをご覧ください。描かれているのは、ぶどう畑に今もそのまま残る“天然の木立”です。「アルボレダ」というネーミングも、この“天然の木立”に由来しています。ぶどう畑の周辺にはもともとチリに自生する植物が生い茂り、固有の動物たちが暮らしています。その美しい自然環境を守るため、ワイナリーは100%サスティナブル。ワインはすべて自社の単一畑のぶどうからつくられています。

「アルボレダ」はどんなスタイルのワインですか?

赤・白ともに極めてモダンなスタイルです。白はどこまでもピュアでフレッシュ。ぶどうの果実味をそのまま余すことなくワインに閉じ込めています。赤もエレガントでフィネス(繊細さ)を感じさせます。パワフルでヘビーな赤ワインとは対極にあります。

「アルボレダ」を飲むお勧めのシーンはありますか?

フィネスやエレガンスを感じさせるワインですから、やはり少し手の込んだ繊細な料理と合わせてほしいです。日本の方に向けてのお世辞ではなく、私はチリでも寿司と一緒に「アルボレダ」の白ワインを楽しんでいますよ(笑)。娘たちも寿司が大好物なんです。ちなみに「アルボレダ・シャルドネ」は2015年の「サクラ・アワード*1」で「寿司に合うワイン・グランプリ」を受賞しています。赤だったら神戸ビーフのような上品な肉料理がいいですね。

チャドウィック氏

アルボレダ Arboleda

※1 日本のワイン業界をリードする女性審査員のみによるインターナショナルワインコンペティション

では最後に「セーニャ」について話を聞かせていただけますか?

カリフォルニアワインの父と呼ばれるロバート・モンダヴィと我々が共同でつくり上げたチリで初めてのアイコンワインです。この「セーニャ」の成功により、チリワイン全体のイメージが大きく引き上げられました。チリワインというとリーズナブルなイメージが一般的ですが、「セーニャ」のように世界のグラン・ヴァンに勝る評価を得ているワインも存在しているのですよ。

「セーニャ」はどんなスタイルのワインですか?

まず一番のキーは土地です。「セーニャ」は誉れ高きアコンカグア・ヴァレーの中でも特に厳選した場所に、約350ヘクタールの敷地を有しています。敷地は42ヘクタールのぶどう畑を除いて、ほぼ手つかずの自然のまま。ぶどうの栽培においても、土地の個性そのものを尊重するビオディナミ農法*2を採用しています。

ブレンドは、カベルネ・ソーヴィニヨンとカルメネールを主体としたいわゆるボルドースタイル。チリで成功したぶどう品種カルメネールを加えることで、チリらしさをしっかりと表現しています。「セーニャ」はスペイン語で「シグネチャー(署名)」という意味。高品質のワインをつくることへ志を持った者の決意の証です。

*2 ルドルフ・シュタイナーによって提唱された自然農法の一種。月の満ち欠けや星の運行に基づく農業暦にしたがってぶどう栽培を行う農法。

チャドウィック氏

2016年春に日本でもリリースされる「セーニャ」の2013ヴィンテージについてお聞かせください。

2013年はここ10年で最も涼しい年でした。そのため一粒一粒のぶどうがゆっくりと凝縮し、「セーニャ」の特長であるフィネス*3が頂点に達しました。まさに“フィネスの極み”と言えるほどです。その結果、国内外で高い評価を受け、パーカーポイント*4で96ポイントを獲得し、ワイン評論家のジェームス・サックリングは99ポイントを付けました。これは歴史的に見て、チリワインの最高得点です。

*2繊細さ、優雅さ、上品さなどを表現するワイン用語。*3ワイン・アドヴォケイトによる評価ポイント。元編集長で著名なワイン評論家でもあるロバートパーカーに由来し、そうよばれています。

「セーニャ」を飲むお勧めのシーンはありますか?

「セーニャ」は特別なワインですから、人生における本当に特別な時にお飲みください。大切な人の記念日でも、自分へのご褒美でもいいかもしれません。「セーニャ」が特別な時を、もっと特別なものにしてくれるはずです。

最後に日本のワインファンに向けてメッセージを!

なにげない毎日には「カリテラ」を、ちょっとこだわりの料理に合わせる時には「アルボレダ」を、そして人生の特別な時には「セーニャ」をお楽しみください。いずれもチリの大地をピュアに表現した、チリらしいワンダフルなワインです。

チャドウィック氏

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