
「クラシックカクテルのムーヴメントとリンクするように、ウイスキー、特に古きよきアメリカを象徴するバーボンが再び脚光を浴びています」と語るのは、バー「セブングランド」でウイスキーソムリエを務めるペドロ・シャナハンさん。彼はこう続けた。
「それも、ケンタッキーの田舎の酒というイメージの安バーボンではなく、色や香り、味わいの深さを堪能できるプレミアムバーボンです」
そんなウイスキー&バーボン人気の現状を探るべく、バー「セブングランド」を訪れた。場所はダウンタウンのなかでも歴史地区に認定されたエリア。1900年代初期に建造された歴史的ビルディングの2階にある。オープンは2007年7月。西海岸で最も多い300種類以上のウイスキー&バーボンを揃え、毎晩、アンジェリーノたちで賑わっているという。
同バーは『Food & Wine』誌の「トップ50カクテルバー」に2008年から2年連続でランクイン、『Esquire Magazin』誌では2008年と2010年の「全米最優秀バー」に、さらに「LA Magazine」誌では2008年から2年連続で「最優秀バー」に選ばれている。これらはほんの一部で、各メディアからさまざまな賞を受賞している。
バーに入ると、まず目につくのが、天井まで届くウイスキーの陳列棚だ。かつては高級宝飾店として使用されていた同バー。この陳列棚は、その当時、ダイアモンドをディスプレイしていたアンティークケースだという。15mもの長いバーカウンターには、樹齢250年のクルミの木を使用。壁には17体のシカの剥製がずらりと並んでいる。
チーフバーテンダーのマット・ウォレスさんは「このシカたちはウイスキーカルチャーのシンボルなんです」と笑って話してくれた。一方、お隣のジャカロープルームには、150年前のアンティーク・ビリヤード台が鎮座している。アイルランドの首都ダブリンにあるクラシックバーとハンティング小屋、これらにLAのモダンカルチャーを融合させたのが、「セブングランド」のインテリアコンセプトだ。
|