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世界のビールの歴史

ビール業界ベンチャーの成功と世界の地ビールブーム

1960年代〜1980年代以降

写真提供:サンフランシスコ観光局サンフランシスコのアンカー醸造会社。瀬戸際にあったこの醸造所を立て直したフリッツ・メイタグは、伝説的な人物といわれています。
19世紀以来の伝統的なサンフランシスコの醸造所を買取り、経営者として抜群の手腕を奮い、1960年代に会社を蘇生させました。当時は巨大ブルワリーが次々と小さな醸造所を吸収したり廃業に追い込んだりした頃でしたので、大変なことです。
彼は、ドイツビールの例にならい、原料は大麦麦芽と新鮮なホップを使いました。これにより「アンカースチームピール」はホップの添加量が非常に多く、コクのある味わい深い伝統的なドイツのラガービールの商品化に成功。生産量が年々増加し続け、1980年には大きく飛躍を遂げます。

この成功が、マイクロブルワリーを夢見る企業家精神旺盛な若者たちの大きな模範となり、1980年代のアメリカ地ビールブームが訪れます。このブームは1980年代半ばには西海岸だけでなく東海岸にも波及、大きな運動となったのです。

こうして大企業のビールに対抗するために個性的なビールが作られましたが、ここ最近は淘汰される傾向にあるようです。これは仕方がないものの、この状況に生き残ったブルワリーは、その後のビールの歴史を刻むことになるのは間違いないでしょう。

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