■第三回アサヒビール芸術賞 受賞者
社員が選んだ芸術賞(敬称略・順不同) |
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井手 茂太(いで しげひろ) |
| graf(グラフ) |
| 高知県立美術館 |
| 東京ドイツ文化センター |
| BankART1929(バンカート) |
| 福岡アジア美術館 |
※2006年3月20日(月)
授賞式開催 |
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| ■受賞者のプロフィールと選考理由 |
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井手茂太(いで しげひろ)
振付家、「イデビアン・クルー」主宰
撮影:長谷川豊弥 |
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井手茂太 振付
イデビアン・クルー
『迂回プリーズ』
(2005年10月、パークタワーホール)
撮影:青木司 |
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| 「ともかく笑える。不思議な動きにつられて、楽しめた。それでいて、出演者一人一人の個性を引出すのもうまい。」(社員のコメントから)
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| 【理由】 |
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| 振付家として「イデビアン・クルー」を主宰し、ユーモラスな表現の中に、影を持つ人間の複雑な存在を明らかにする手法で、コンテンポラリーダンスに新風を吹き込む活躍をしている。また、演出家と協働して、演劇での振り付けを数多く手がけ、「井手の振り付ける演劇」ともいうべき、新しいスタイルの演劇とダンスの出会いを実現した。
近くて遠いダンスと演劇の共振を生み出し、コンテンポラリーダンスの地位を高めるに止まらず、演劇の新しい可能性を開拓する振付家としての活動は賞賛に値し、高く評価する。
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| 【プロフィール】 |
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色んな体型ダンサーがオモシロイ、ヘンな動きがカッコイイ、ユニークなダンスカンパニー、イデビアン・クルー主宰。既存のダンススタイルにとらわれない自由な発想で、日常のささいな遊び心を大切にダンスに取り組む。集団の中のコミュニケーションをモチーフに、日常的な身振りや出演者の個性を活かした動きなど、オリジナリティのある振り付けで注目される。また、群舞や無音の中で少ない動きによって生まれる間合いの美しさなどが作品の特徴で、空間的・時間的な構成力には定評がある。現代美術家・椿昇や、音楽家・ASA-CHANGとなど、異分野のアーティストとのコラボレーションにも取り組む。振付家に徹するため、ふだんカンパニーの作品に出演することはほとんどないが、すこぶるしなやかで弾力のあるその動きは観る者の目を離さず、ダンサーとしての注目度も高い。
また、海外のダンスカンパニーへの委嘱振付や、市民参加のダンス作品の創作、さらに、ミュージカルや演劇作品など、ダンス界を超えて多くの作品に携わり高い評価を得ている。04年に振付家として初めて読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。新国立劇場俳優養成所講師。
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イデビアン・クルーの主な作品…『イデビアン』、『茶バシラ』、『コッペリア』、『不一致』、『イケタライク Vol.2』、『暗黙の了解〜後編 Live five』、『くるみ割り人形』、『理不尽ベル』、『関係者デラックス』、『迂回プリーズ』など。
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外部での主な振付作品…『Unspoken Agreement』(英国ウェールズダンスカンパニーDiversions)、『いなくていい人』(劇団ダンダンブエノ)、『AMERIKA』(松本修演出)、『ら抜き』(山口情報芸術センター・市民参加公演)、『クラウディアへの手紙』(鐘下辰男演出)。
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その他…『井手孤独【idesolo】』(井手茂太ソロ公演)
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Graf(グラフ)
クリエイティブユニット
撮影:Yasunori Shimomura |
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Yoshitomo Nara+graf Yokohama Seaside Tenement House
(2005年、 横浜トリエンナーレ)
撮影: Hako Hosokawa |
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| 「生活に根ざした、インテリア、デザイン、オブジェなど、暮らしの中で楽しむアートを提供している。普通の人との接点を増やしている。ともかくデザインがいい。」(社員のコメントから) |
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| 【理由】 |
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スペースデザイン、家具、照明など、アートから食に至るまで「暮らし」を考える6人のクリエイティブユニットとして、自由なデザインを展開し、ビジネスとしても成功している。あわせて、アーティストとのコラボレーションも手がけ、「横浜トリエンナーレ2005」にも参加した、奈良美智との「A to Z」プロジェクトを中心にアート活動を展開している。
生活空間全般のデザインのもとに、生活空間の中にアートを息づかせるという、大きな可能性を開拓した活動は賞賛に値し、高く評価する。
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| 【プロフィール】 |
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スペースデザイン、家具、照明、グラフィック、プロダクトデザイン、アートから食に至るまで「暮らしのための構造」を考えてものづくりをするクリエイティブユニット。
創設メンバーは 服部滋樹(空間デザイナー)、荒西浩人(家具職人)、戸倉健二(シェフ)、豊嶋秀樹(アーティスト)、松井貴(プロダクトデザイナー)、野澤裕樹(大工)の6名。現在は約30名のスタッフが働く組織となる。大阪・中之島に位置する5階建てのビルと、隣接するビルの1階を活動の拠点とし、他にロンドンオフィス、東京ブランチも展開している。
大阪の拠点では、工場、ショールーム、カフェ/レストラン「ソクラテス」、ギャラリー「グラフメディア・ジーエム」を運営する。グラフのメディアとして機能する「グラフメディア・ジーエム」は、主に展覧会の開催、音楽やトークイベントの開催、プロダクトの開発、書籍の発行などを行っている。またグラフメディア・ジーエムの活動をきっかけに生まれた様々なアーティストとの活動も活発だ。02年には前衛芸術家・草間彌生とともにYAYOI KUSAMA Furniture by grafを発表し、03年にはアーティスト・奈良美智の個展の開催をきっかけに「Yoshitomo Nara+graf」というユニットが誕生した。「Yoshitomo Nara+graf」は昨年、横浜トリエンナーレ2005に参加を果たし、06年夏に青森県弘前市で「A to Z」というプロジェクトを発表する。今後の予定として06年11月より金津創作の森(福井)にてグラフ展を開催。
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高知県立美術館 |
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高知県立美術館 舞台公演シリーズ VOL.30 “クリエイション05”
イプセン作「ヘッダ・ガブラー」
公演アフタートーク風景
(高知県立美術館 中庭) |
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| 「普段はめったに見ることのできない、貴重な世界の映画はとてもすばらしい。高知にこだわった企画で地元密着を目指す姿勢もいい。あまりなじみのない芸術分野の企画にも取り組んでおり、意欲を強く感じる。」(社員のコメントから) |
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| 【理由】 |
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美術館として優れた美術展示をするだけでなく、美術館ホールを活かして、映画、音楽、演劇、ダンス等、ジャンルを超えた幅広い活動を展開している。イラン、インド、モンゴルなどをテーマとした映画祭のシリーズ、内外の気鋭のコンテンポラリー・ダンスの公演、先駆的な音楽公演などを実施してきた。
実験的なプログラムによる先進的な取組みを、地域に密着して10年以上にわたって継続している姿勢は賞賛に値し、高く評価する
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| 【プロフィール】 |
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高知県立美術館は、高知県内唯一の本格的美術館として1993(平成5)年11月3日に開館しました。「南の人と自然」を収集テーマに、油彩画5点、版画約1300点を収蔵した世界有数のマルク・シャガール・コレクションを中心に、現代美術作家、郷土ゆかりの作家の作品など、約7300点余の美術資料を収蔵しています。
開館以来100回以上の企画展・常設展を通じて、国内外の古今東西にわたる、広いジャンルの、質の高い美術品や優れた美術家の展覧会を開催する創造性のある美術館であるという方向を示してきました。
また、当美術館は可動式能舞台を備えた399席のホールを併設しており、ホールでは、映画、演劇、ダンス、音楽、講演会など250回近くの多彩な自主企画を開催してきました。
さらに、120回を超える創作講座を開催してきた創作室をはじめ、ライブラリー、ハイビジョンシアター、講義室、県民ギャラリーなどの施設を持つ地域のアートセンターとして、現在までに約300万人の方にご来館をいただきました。
2002年には、「高知県立美術館事業評価プロジェクト」を実施、2003年には職員自らの手で「高知県立美術館の指針」を策定しました。それに基づき2004年からは教育普及担当学芸員を増員し、出前教室、移動美術館、各種のギャラリートークなど子どもを中心にした教育普及活動に注力しています。また、2005年には、「高知県立美術館ホール活性化計画」を策定し、舞台芸術の創造への取り組みも開始しました。 |
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東京ドイツ文化センター
国際交流機関 |
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Jossi Wieler
・舞台稽古
撮影:
宮内 勝
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| 「ともかくドイツ演劇はレベルが高い。それを身近に接することができて、すばらしい経験をした。職員による地道な努力も好感が持てる。」(社員のコメントから) |
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| 【理由】 |
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日独の文化交流を長年にわたって推進してきた。特に近年ドイツの演劇とダンスの紹介において、極めて独創的で有意義な活動を展開している。特に昨年からの「日本におけるドイツ年」において、フォルクスビューネ、ベルリナー・アンサンブルなど、掉尾を飾るベルリン・ドイツ座の「エミーリア・ガロッティ」まで、優れたドイツ演劇の紹介という刺激的な活動を継続している。
日本人演出家のドイツ留学、日独演劇人の共同制作事業、日本人専門家のドイツ演劇視察などの地道な事業の積み重ねにより、日本にドイツ演劇が一挙に広がり、日本演劇界に多大の貢献をした。同センター山口真樹子氏をはじめとする関係者の功績は賞賛に値し、高く評価する。
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| 【プロフィール】 |
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ゲーテ・インスティトゥート(ドイツ文化センター)は、ドイツ連邦共和国の文化機関で、世界各地で文化活動を行っています。
私たちは、海外でのドイツ語の普及を促進し、世界の国々とドイツとの文化交流を実践し、俣文化、社会、政治についての情報を通じて、ドイツの全体像を紹介しています。
世界中にあるゲーテ・インスティトゥート、ゲーテ・インスティトゥートが支援するセンター、文化団体、図書館を肇、ごがく検定試験/ごがく教育センターのネットワークを通じて、文化/教育外交政策の中心的な任務を担っています。また、私たちはドイツの公的および民間の文化組織、州、地方自治体、経済界のパートナーとしても活動しています。
私たちの活動の源は、開かれた社会と活気に溢れたドイツ文化の豊かな多様性にあります。ドイツ国内・国外のパートナーの経験やコンセプトを私たちが培ってきた能力とつなぎ合わせ、パートナーシップに基づいた対話を通じて活動しています。私たちは、ドイツ、ドイツ語、ドイツ文化に積極的に関わるすべての人々のサービス提供者かつパートナーであり、自らの責任において、政治的な束縛を受けることなく活動しています。
私たちは、グローバル化がもたらす文化政策上の挑戦に立ち向かい、文化的多様性が豊かさとして認められるような、協調による、より人間的な世界を築くための斬新なコンセプトを作り上げます。
2005年4月から2006年3月にわたって、日本国内で現在のドイツの姿を文化、社会、経済の面から包括的に紹介するイベントの数々を開催します。アクチュアルなドイツの姿を日本に紹介し、ドイツと日本との関係を深めるのを目的としています。その間、ゲーテ・インスティトゥートは文化プログラムの運営を担当してます。 |
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BankART1929(バンカート)
オールターナティブ・アート・センター |
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BankART1929
BankART Life
(バンカートライフ) |
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| 『開港以来横浜の持つ異文化交流の歴史を、現代の都市文化として紹介しているのは、ワクワクする。古い施設をアートセンターとして機能させている点も、親しみが感じられる。」(社員のコメントから)
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| 【理由】 |
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「文化芸術創造都市」を推進する横浜市にあって、総合的なアートセンターとしての先駆的な事例。歴史的建造物の活用実験モデルとして、アートNPOが運営している点も注目される。1929年に建てられた2つの元銀行の建物でスタートしたので「バンカート1929」と名づけられた。現在は、倉庫も活用している。音楽、映像、ダンス、美術、演劇などのジャンルを超えたアート活動をはじめ、教育、出版等の機能も持ち、食文化や都市といった多様な文化を盛り込んだ施設。
都市の新たな発展を考える手法として注目される「創造都市」の先進事例として、横浜市への波及はもとより、全国の都市への影響力はきわめて大きいものがあり、賞賛に値し、高く評価する。
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| 【プロフィール】 |
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BankART1929
2003年11月、都心部再生プログラムの起点となる文化芸術プロジェクトとして横浜市が歴史的建造物2棟を活用しての事業運営コンペを行う。選ばれた2チーム、パフォーマンスの施設運営系の「STスポット横浜」と建築・美術系のPHスタジオと村田真からなる「YCCCプロジェクト」によって、2004年1月にBankART1929が発足。短い準備期間を経て、同年3月6日にオープン。様々なコーディネート事業のほか、大野一雄フェスティバルなど、大型の主催事業を軸に順調に歩みだしたが、横浜市の東京芸大映像学科誘致に伴い、旧富士銀行の建物の方は、同年12月末をもって終了。代替地として2005年1月から港湾地区のBankART Studio NYKをオープン。旧第一銀行であるBankART 1929 Yokohamaと本格的な倉庫空間であるNYKとの2棟を使い、「食と現代美術」、「BankART Life」などの大規模な展覧会を成功させる。2006年3月、2年の実験事業は無事終了。評価委員会の指針を受け、2006〜2008年度の3年間、本格活用として事業を継続する予定。スクール、パブ・カフェ、ショップ、スタジオ、コンテンツ事業といった館を支えるベーシックな基本事業を中心に、美術・建築の展覧会、ダンス・演劇・音楽等の公演、会議・パーティ・撮影など、様々なジャンルの文化芸術を、主催・コーディネートし、活発に活動を行っている。年間の総事業数は平均600本を越える
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福岡アジア美術館
撮影:藤本健八 |
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福岡アジア美術館
「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005」
タイの作家 タウィーサック・シートンディーによるワークショップ風景 |
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| 「視点の違いによって、いろんなものがアートになって面白い。市民とアーティストの交流企画やワークショップも開催されて、市民に開かれているのがいい。」(社員のコメントから) |
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| 【理由】 |
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福岡の地理的、歴史的な特質を生かして、早くから(1979年)アジアの近現代美術を紹介する展覧会を開催しており、その成果を踏まえて開館した美術館として注目される。開館記念展が「第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999」で、2005年にその第3回展を継続開催するなど、アジアの近現代美術を系統的に収集・展示する世界で唯一の専門美術館。
福岡そして日本とアジアの市民レベルの相互理解を美術を通して実現し、ともに創造していくことを目指す、交流型美術館としての先駆的な活動は賞賛に値し、高く評価する。
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| 【プロフィール】 |
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| 1999年 |
3月開館。アジアの文化交流都市を目指す福岡市が、その拠点の一つとして世界初のアジアの近現代美術を専門とする美術館として設置。学芸員自らの調査・研究による企画展を毎年2回ほど行っている。また、来館者や市民自らが参加・体験できる美術交流事業も当館の特徴の一つである。
開館記念展として、「第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999」を開催。「コミュニケーション〜希望への回路」というテーマのもと、人と人とのつながりに関心をもち、独自の美術表現で創造的なコミュニケーション回路を切り開く作家に焦点をあてた。
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| 2002年 |
「第2回福岡アジア美術トリエンナーレ2002」を開催。「語る手 結ぶ手」をテーマにして、職人や美術作家との共同制作(コラボレーション)によって生まれた作品に焦点をあてた。 |
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| 2004年 |
自主企画展「チャイナ・ドリーム 描かれた憧れの中国−広東・上海」を開催。当館として初めて全国巡回を行った。また、同展図録に掲載している、当館学芸員による論文が「2004年美連協図録奨励賞(自主展部門)」を受賞した。 |
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| 2005年 |
「第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005」を開催。「多重世界」をテーマに、多様化した価値観の中で、複数化・重層化しながら自己の作品を表現する作家達を紹介。また、英国ブラックバーン&ダーウェン市にも初の海外巡回を行っている。
館内にアジアの美術作家の制作によるキッズコーナーを開設。遊びをとおして子どもたちの、アジアの芸術・文化への理解を促すとともに、当館を親しみある身近な施設にするものである。
※「福岡アジア美術トリエンナーレ」とは
アジアの現代美術の最新動向を紹介する、世界でも類をみない大規模な国際美術展。アジア21カ国・地域の有望な美術作家を各国最低一人以上選出。多彩な作品を展示するほか、公開滞在制作、ワークショップ、パフォーマンスなど様々な市民交流プログラムを行っている。
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| ■審査のポイント |
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| ○ |
創造性の高い将来性のある芸術活動の支援といえるかどうか。 |
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市民が創造体験をする機会を提供するなど、市民との協働があるかどうか。 |
| ○ |
地域の文化活動の振興に寄与しているかどうか。 |
| ○ |
アサヒビールとして、今後とも支援するに値するかどうか。 |
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| ■特色 |
| 1. |
今後の活動を応援することに主眼をおいているため、副賞を「活動支援金」と位置付け、受賞者に授与する。 |
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選考にあたっては、全国のアサヒビール社員から選ばれた約30名の社員に審査委員を委嘱した。 |
| 3. |
今後とも受賞された活動については、社員審査委員を中心に社員に幅広く呼びかけて、その活動を注視し、応援を続けることとする。 |
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| ■推薦委員 |
| 市村 作知雄 |
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(東京藝術大学音楽学部 助教授) |
| 玉虫 美香子 |
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(財団法人アリオン音楽財団 事務局長) |
| 堀 元彰 |
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(東京オペラシティーアートギャラリー チーフ・キュレーター) |
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