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生物多様性保全に向けた取り組み
ビオトープ造成の取り組み
アサヒビールの工場やグループ会社では、拠点ごとに独自の生態系保全活動に取り組んでいます。
西宮工場では、社員や子供たちの憩いの場としても利用できるよう、1996年にトンボ池を造成しました。旧ゲストハウスの池の石を転用し、足りないものは自然石にて施工するなど、人工的にならないよう配慮したこの池は、環境への関心が高い西宮市民の方々の環境学習の場としても活用されています。
茨城工場では、財団法人日本生態系協会の二級ビオトープ管理士の資格をもつ従業員が、オープン庭園の一角にビオトープを造成し、地元の子どもたちにヘイケボタルの幼虫を放流してもらいました。そのうち2009年は数匹が成虫になりました。
神奈川工場に併設している「アサヒビオガーデン」では、ホタルが住める環境づくりを目指して、工場が竣工した2002年からゲンジボタルの餌となるカワニナを飼育するとともに、ホタルの幼虫の飼育を開始しました。その結果、毎年ホタルが飛び立つようになり、今では多くのお客様がホタル観賞に訪れています。
また、滋賀県野洲市のアサヒビールモルト(株)では、三上山(近江富士)を間近にあおぐ恵まれた自然環境を活かし、工場敷地内の緑地に従業員全員でビオトープをつくりました。池には、メダカ、鯉、タナゴなどの魚やトンボの幼虫ヤゴが生育。池周辺では、赤トンボ、ヤンマ、シオカラトンボ、糸トンボなどが飛び交い、環境保全林には、キジ、スズメ、ウグイス、ヒヨドリ、ムクドリなどが訪れます。
「アサヒの森」を通じた生態系保全活動
アサヒビールでは、地球環境を大切にしたいという思いのもと、広島県内に所有する社有林「アサヒの森」を社員の手で育て続けています。
2,165haの広さをもつこの森は、環境保全を重視した森林経営を続けてきたことが認められ、2001年に国際的な森林認証機関FSC(森林認証協議会)から「FSC認証※」を取得したほか、2008年には第三者によるCO2吸収量認証を日本で初めて取得しました。その後も、GISシステム(地理情報システム)を活用した定期的なモニタリングを実施するなど、FSCの「森林管理に関する10原則と基準」に基づき、人工林の造林・保育や天然林の保護に努めています。
アサヒの森はおかげさまで70周年を迎えます。これからもアサヒの森を守り続けていきます。
※FSC認証:「適正な森林管理」が行われていることを、FSC森林管理協議会(Forest Stewardship Council)が審査・認証する制度
工場における水源地の森保全活動
アサヒビールでは、事業の継続に欠かすことのできない森林を守るために、各工場の水源地の森の保全活動を続けています。毎回、各工場やグループ会社の従業員、その家族らがボランティアとして参加し、地域のNPOや森林組合、行政、国土緑化推進機構などの指導・協力のもと、植林・下草刈り・枝打ち・間伐などを実施しています。
2010年度は全9工場で13回実施しました。この結果、2004年に開始してから2010年度までの累計実施回数は58回となり、参加人数はのべ2,900人となりました。
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