時折、酒に酔ったチリ人たちは得意げにこう言うことがある。
「チリは神様が美しいものを集めて最後に造った国だ」と。
神がこの世を造った時に、美しいものが少しずつあまってしまった。
それを最後に集めて出来たのがチリという意味だ。日本から約30時間。
この豊かな大地で最高のワインを味わう、こんな贅沢があるだろうか。
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かつてチリを南北に縦断していた蒸気機関車が、いまは週に一度、毎週土曜日、「ワインの谷」と呼ばれるコルチャグア・ヴァレーを横断する。乗客たちはワインを飲み、歌い、楽しい時間を共にする。その機関車に乗ってみた。
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チリのカウボーイ、ワソの衣装で踊る民族舞踊「クエカ」。独立を祝う踊りとして受け継がれてきた。雄鶏が雌鳥に求愛する行為を見立てた踊り、アンデス民謡と中世ヨーロッパ文化が融合した音楽が特徴だ。クエカについて話を聞いた。
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グラスを温めて飲むワイン、グスト・チレーノ。そして、ブドウと天然酵母を使った甘いどぶろくのような酒、チチャ。どちらも、チリの伝統的な酒。古いワイナリーやチチャの店を訪ね、伝統の味を味わった。
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1946年、コルチャグア・ヴァレーの地に創業したワイナリー、サンタ・ヘレナ。一時は大手ワイナリーの傘下となるも、数十年後、独立を果たした。彼らのこれまでの歴史とワイン作りに対する思いを聞かせてもらった。
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