チリのワイン作りが始まったのは、16世紀の中頃、スペイン支配下の時代と言われています。転機が訪れたのは、19世紀後半、世界中のぶどうをフィロキセラという害虫が襲ったときのこと。ヨーロッパの醸造家たちが難を逃れてチリに移住したため、近代的な醸造技術が伝わり、チリワインの品質向上に大きな影響を与えたのです。また、陸の孤島と言われるチリの地形がぶどうを害虫から守り、結果的にチリ独自の品種を生み出しました。
その後1996年になって、130年の歴史を持つチリワインの名門ワイナリー、エラスリスとアメリカのワイン王、ロバート・モンダヴィ氏がパートナーシップを結び、「カリテラ社」を誕生させました。「カリテラ」はいまや、チリを代表する世界的ブランド。なかでも、スーパープレミアムワイン「セーニャ」は、リッチで凝縮感のある複雑で豊かな香りとエレガントな味わいが楽しめる、カリテラ社のシンボルです。ラベルには、「世界中に通用する最高級ワインを目指す」という誓いの言葉が記されています。
チリワインの生産量は現在、イタリア、フランス、スペインに次いで世界第4位。日本でも実に多くのチリワインが楽しまれるようになりました。
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首都サンティアゴの街はずれの飲み屋で、バーテンが名物のカクテルを教えてくれた。その名も「テレモト(=大地震)」。名前の通り、胃に衝撃が来る味わいだ。ベースになっているのは地酒のワイン、チチャ。チリワインのもう一つの文化、チチャの歴史を探った。
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サンティアゴには音楽があふれている。衛兵隊のブラスバンドに、大道芸人の鳴らすドラム、居酒屋からも音楽が流れ出している。そして、ラテンアメリカの民俗音楽を現代に通じる表現にした新しい歌「ヌエバ・カンシオン」。軽快なラテンのリズムたちを街角に追った。
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チリの人々は、新鮮な魚貝は身体にエネルギーを与えると信じているという。サンティアゴ旧市街にある中央市場。そこにあるレストランで、人々は、白身魚のマリネやウニ、貝などの料理を楽しんでいた。もちろん、傍らには白ワイン。エネルギーたっぷりの、チリの味を教わった。
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世界中にぶどうの品種は3千以上。なかに、チリにしかない「カルメネール」という品種がある。しかし、もとはフランスから持ち込まれたぶどうだという。なぜ、チリでしか栽培されなくなったのだろうか。チリワインが、「新世界ワインの旗手」となるまでにくぐり抜けた歴史を探る。
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