• はい
  • いいえ

アサヒビール トップ > 工場見学・お店・エリア情報 > 九州・沖縄 > ハナダファイル > 【2009年2月:今月の特集】いざ、民泊へ! 

九州・沖縄

地域・お店・工場見学トップへ

  • 九州・沖縄
  • 福岡県
  • 佐賀県
  • 長崎県
  • 熊本県
  • 大分県
  • 宮崎県
  • 鹿児島県
ハナダファイル - HANADA-FILE -“ハナダファイル”では、今後、TNC(テレビ西日本)「ももち浜ストア」でもおなじみの花田伸二さんが、九州各地の旬な情報を毎月お届けいたします!グルメ・観光・お奨めスポットetc、花田さんならではの視点で現地取材し、随時更新いたします。乞うご期待!!
“ザブトン”を食らう!
今月の特集

今”熱い”小値賀の魅力を探る いざ、民泊へ! 「小値賀」という島が、今じわじわとファンを集めているらしい。何より、島の方の普通のお宅にお邪魔する「民泊」にその魅力が凝縮されているという。長崎の離島で出会えるものとは何か? 気になる民泊を早速体験!

●現代人を虜にする島の魅力とは?

「おぢかっていいよ」「おぢかは今熱いよ」などと、観光関係の友人から自然と耳に入ってきていた「小値賀」という島名。
アサヒビールさんも応援しているし、その担当の方も一度「小値賀」に渡って以来、まるでウィルスに侵されたかのごとく、ことあるごとに「小値賀」を話のタネにされるようになった。人口わずか3千人の小島、その魅力の源・民泊を体験してきた。

●民泊へしゅっぱ〜つ!

10人のグループで小値賀にやってきた。3グループに分かれて民家へ投宿することになった。私たち(中年男2名)がお世話になったのは、「ももちゃんち」。
集合場所まで迎えに来てくださったのは、「しーちゃん」こと松永静江さん。

通り一遍の挨拶後、免許取得歴4年のしーちゃんの車に乗り込み、いざ出発。島には信号機が2つあるらしい。設置されたころは、色の意味もわからず!?気にせず!?あまり信号が意味をなしていなかったとか。わからないでもない、今でもほんとに必要?とさえ思われる。すいすいと走っていたが、現場に接近したのか、狭い路地に入りこむ。ブロック塀まで数センチのカーブをいとも簡単にすり抜けていく。 いやはや、習慣とはいえ免許取得歴4年とは思えない絶妙なハンドルさばきだ。

●アジ風味濃厚なもちかま

そんなしーちゃんの運転に気をとられてるうちに到着。倉庫やかまど小屋、作業小屋などの奥に建つのが母屋。ありきたりだが、子供のころの我が家のようで懐かしい気持ちになる。

道中でしゃべり続けていたせいか、すでにしーちゃんとは仲良し子よしだ。荷物を置くや否やすぐにお茶とお茶受けを出してくれた。お茶受けはしーちゃん手作りの「もちかま」と呼ばれるアジのかまぼこ。グレーに黒い粒がところどころに配され、ちょっぴり豪快さも窺える切り方のもちかまは、アジの風味も濃く、塩味もちょうどよいので、スーパードライをプシュッとしたくなる衝動をおさえ、熱いお茶をすする。
いつものことだが、宿に入って最初に、ほっと落ち着く瞬間である。

●おふくろの味よ、ゴメンナサイ

よほど我々が、腹を減らした顔をしてたのか、そそくさと夕飯の準備を始めてくれたしーちゃんに、我々も「何か手伝いますよ」、と意気揚々と台所に入ると、「ゆっくりしとってよか」、その手際の良さをみると、自分たちが邪魔者であることを自覚し、炬燵で茶をすすることに。

待つこと数分、かき揚げの天ぷら、ゲソ天、イカ・タイ・シビ(マグロの子供)の刺身の大盛り、タイの塩釜焼き、タチウオのバター焼き、そして寄せ鍋。えーっと、何人だっけ?そうよね、我々2人としーちゃんよね!まぁ、びっくりですわ!しーちゃんの瞳には、我々がお相撲さんにでもうつったのでしょうか?聞くと、3人の予定が2人になったからだというが、それでも、平らげることは不可能であろう。40過ぎのメタボ2人、そのふんだんな御馳走に士気も高揚し、しーちゃんと3人で食卓を囲んだ。プリップリのゲソ天、こりこりのイカ刺し、脂の乗ったシビ、野菜たっぷりの鍋もいい出汁がでて、とにかく幸せなひと時だ。せっかく、しーちゃんが我々のために作ってくれた料理だ。残すわけには・・・。胃袋の体積と料理の量、物理的に到底無理だと悟り、あえなく断念。

●感動の秘話

確かにおいしいし、お腹いっぱいになって幸せだ。しかし、何よりの御馳走は、卓を囲んでの団欒。さっき会ったばかりの筈のしーちゃんは、昔からの友達のよう。おそらく緊張するってことをしらないのでは?とさえ思わせるほど、他人にリラックス感を覚えさせてくれる。

今までの民泊での思い出話に花が咲いた。特に印象に残ったのは、佐賀県からきた小学6年生の修学旅行。その中の1人の男の子が、同級生から円形脱毛症のことでいじめられた経験を持ち、そのせいで帽子を脱げなくなってしまった。脱帽するのは入浴時だけ、という。それが、このしーちゃんに接し、他人に垣根を作らない優しさ・愛を感じたのか、翌日には帽子を取って活発に飛び跳ねていたという。後日、母親からも涙声でお礼の電話があったとか。その子の気持ちがよ〜くわかる。

ふと振り返ると、この家にはしーちゃん1人。お父さんはタチウオ釣りに出掛けて今晩は帰らないという。見ず知らずの中年が2名を何の迷いもなく受け入れるとは・・・。とにかくしーちゃん、どんな話でもやさしく受け止めてくれて、他人の悩みをすべて包み込んでくれるような、大らかさがあるのだ。それに甘えて、40過ぎのメタボコンビも夜中11時くらいまで、しーちゃんと話し込んでしまったのである。寝る頃には、昔からの友人からもう従兄のお姉さんぐらいには、なっていた。眠るのがもったいないほど、温かな宵であった。

●サメをぶったぎり?

さて翌日、本当はアジのかまぼこづくりを体験したかったのだが、出発まであまり時間がなかったので時間のかからないフカ(サメ)の湯引き作りを体験することに。島の漁師さんの延縄漁の網にかかるのだというフカ(サメ)を使用する。サメ肌のゆえんになったサメの表面の突起物を金たわしでこそぎ落とす。ツルツルになったところで、熱湯へつけて、茹で上がったら、ゴリゴリとぶつ切りにしていく。その後、ぬた味噌も手作りし、それを塗ってガブリ。生まれて初めてのフカの味は?臭みを心配したのだが、心配は無用だった。うん、いける!サメの味は、歯ごたえのある白身魚だった。そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていく。出発時間到来。

●驚愕の出来事が発生・・・

別班とターミナルで合流。すると、オクバトという民泊さんにお世話になった組が大興奮して駆け寄ってきた。聞くと昨晩、オクバトさんの牛が子供を産んだとのこと。なかなかお目にかかれませんよ、自力で初めて立とうとする子牛の姿なんて・・・。感動ですよ(私は見てないけど)。しかも、アサヒビールさんにお世話になったからと、「朝日」と命名。やっぱり、島の方々って義理堅いんだな〜、だからこそ信頼が生まれ、人情味に溢れてるんだな〜、とまたまた心が洗われた。

●小値賀ウィルス蔓延中

帰福後、カミさんや友人・知人、はたまたラジオ番組でも小値賀のことを喋りまくっていた。いつのまにかウィルスに侵されて、島の方々の優しさを自分のことのように自慢を始める、これが小値賀病なのかもしれない。 最大の観光資源は“人なり”といわれてはいたものの、確信を得た体験だった。必ず、また行きます「しーちゃん」に会いに。

●編集長 花田伸二さんプロフィール

1962年生まれ、血液型O型。 現在、(有)ハナダ・カンパニーの代表取締役として、地域の活性化事業やテレビ番組のコメンテーター及びリサーチャー、旅館や地域のPR事業に奮闘中。
「湯けむり倶楽部」編集長、TNC(テレビ西日本)「ももち浜ストア」コメンテーター、アサヒビール九州エリア“地域活性化推進PJ”社外プロデューサー

編集長 花田伸二さん

すべては、お客様の「うまい」のために

お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に悪影響を与えるおそれがあります。
ほどよく、楽しく、いいお酒。のんだあとはリサイクル。