秋鮭は、人工孵化し放流された稚魚が、自然の動物プランクトンを求め、北太平洋を大回遊して、3〜4年後に産卵のため母川に回帰して来る天然魚です。羅臼は日本有数の秋鮭の産地であり、知床半島の突端から隣町の標津町の境界間際までの約80kmの中で定置漁という漁法で9月上旬から11月下旬の期間に水揚げされております。
秋鮭は定置網の中から生きたまま漁倉に移されますが、定置船は殺菌装置が搭載されており、各船毎に衛生管理マニュアルに基づいた徹底した衛生管理を実施し、甲板上・漁倉内に使用する海水も殺菌し、水温も5℃以下に保ち雑菌の除去と繁殖を防いでおります。また、帰港後における秋鮭の計漁後には海洋深層水と氷の入った専用のタンクにて低温保管されます。これは鮮度の良い秋鮭を提供するため、死後硬直を長引かせることにより、寄生虫の繁殖や身への侵入を防ぐことを目的としています。